Romancing Note

あと何回桜見られるか。

金融について

子供も見てくれてるかも知れないので、私の知っている範囲で基本的な事を書いておきますね。
注目されているとすれば、これは責任でもあるかも知れないので。
ただ、調べて書いているワケでもないので、人の上に立ちたいような人はご自分で勉強なさるのも必要かと思います。

年収ですけど、500万が40年で2億なんですけど、5000万のマンション買ってもおつりがくるじゃないですか。
奥さんの生涯賃金が1億だったとして、それなら贅沢しなければ結構いい暮らしできそうですけど(笑)。
同一労働同一賃金的な雇用ができればですけど、その間に業績が悪化したりする可能性もあるので、しかしそれくらいならちょっと頑張ればできそうな気もしますが?
あと、家やマンションを買った時ですが、災害とか火災とかで何かあった時には保険に加入していないとローンだけ残るので、賃貸最強説ってのもあって、これは車も同様で、今は何でもリースやレンタルが流行っているようですね。
独り身だったり年取った時に何もいらなかったりすれば、例えば月の年金を全部ツッコんで老人ホームに入る方法もありますし、そうするならそういう施設を沢山建てないといけませんね。
遠距離通勤もバカらしいので、今時独身寮とか社宅みたいなのは流行りませんか?
大学の時にフジテレビのアナウンサーを記念受験しようかと思って、友人に「男は見た目関係なさそうだな」と言われて「どういう事やねん!」と思って、テレビで「フジテレビに入社すると生涯賃金7億が確定するので」と聞いて、「1750万が40年って事だな、プロ野球で体ぶっ壊すくらい練習して2、3年1億稼ぐよりは」と金の計算だけは早くて、「何にでもなれると思ってる」と自分でツッコんだんですが、ニュース観ながら「こっちのオッサンたちとこっちの新人女子アナでもらってる額が違うというのは何なの?働いてるのはこっちかも知れないけど、数字持ってるのはこっちかも知れないよ?」と思ってこの段落の話を思いつきました。

株式会社というのは、起業する時に、証券(有価証券とも)つまり株を誰かに買ってもらって資金を調達するんですけど、この株を買った人を投資家と言います。
それで、投資家はその会社に利益の中から配当をもらったり、会社が成長して株価が上がった時とかに株を売却したりして利益を得るワケです。
日本では株主優待みたいなので投資家を募る事もあるみたいですね。
つまり、株主はその会社のオーナー的な立場で、会社の取締役の事は俗称で社長と言います。

投資家とか社長みたいな人達を資本家と言って、そこで働いている人達(従業員)は労働者と言います。
労使交渉と言って、ストライキと言って「働かない」という方法で賃上げを要求したりする事もあるんですが、今は労働組合も無くなりつつあって、春闘とかメーデーとかが労使交渉ですかね。
アメリカでは「You are fired!(クビだ!)」と言われたらその日の内に荷物まとめて出ていかなきゃイケなかったりするらしいです。
WWEの悪徳社長キャラのビンス・マクマホンはよくこのセリフで放送内で選手に解雇通達していますが、トランプ大統領もそういうテレビ番組をやっていたらしいですね。
日本では労働者は終身雇用である程度守られていたんですけど、今は派遣切りとか契約社員の雇い止めみたいに、労働環境も変わりつつあります。

新株を発行する時以外に資金を得る方法としては、銀行などから融資を受ける方法があって、融資というのは、債権(借金を返してもらう権利)と債務(借金を返す義務)の関係の事を言います。
会社は「法人」と言って、個人(自然人)と同じように法的に一つの人格を与えられています。
私のような存在はほぼ無法者と言って良いでしょう(笑)。

銀行というのは、その法人や個人に口座を作ってもらって預金を募って資金を集めて、法人や個人に融資して、その利息で成り立っています。
その手法そのものが自転車操業的な感はありますが、大口の融資に焦げ付きが出たりすると、「不良債権を抱える」と言って銀行が潰れるような事があって、そうなると我々の預金は返ってこなくなるので、公的機関即ち国の税金や日本銀行などが乗り出して銀行を救う事になったりするワケです。

日本銀行、これは日銀と呼ばれますが、これは日本の中央銀行の事で、金を発行したり金利政策の指針を決めたりします。
基本的に景気が良くなった時に利上げするのが定跡のようですが、金利を下げると借りる方が融資を受けるハードルが低くなるので、これも景気刺激策の一つでもあるようです。
金融緩和というのは、中央銀行が金を刷って(って本当に紙幣を刷ってるワケじゃありませんけど)国債を買ったり銀行に融資したりして、通貨をジャブジャブにして貨幣価値を下げて、言い換えると物価が上がるという事で、インフレになるのを狙う政策の事です。
アベノミクスというのがそれで、賃金を上げるために物価を上げて企業業績を上昇させる景気対策の成長戦略の一つなのですが、賃金を上げるために物価を上げるのか、物価を上げるために賃金を上げるのか、これでは何をやっているのか判らないという側面も指摘したいと思います。
物価が下がり続けるデフレよりはマシだというのが主張のようですね。
インフレしてその国の貨幣価値が下がると、例えば日本のような工業輸出国は円安になって輸出産業は恩恵にあずかれますが、円高になると海外資本が入ってきやすくなったりして、「基本的に通貨は強い方が良い」と言っている専門家もいまして、どうなんですかね。
 
日本は高度成長による底上げと不動産バブルでここまで来たようですが、このバブルがはじけて不良債権を抱え込んで、公的資金を投入したりして財政が悪化したようですね。
不動産も投資の対象にもなりますが、見通しが立たない不確実な投資はほぼギャンブルのような物なので、自分だけが損するならまだいいですけど、借金してまで投資するとか、そういうのは社会全体に与える影響も考えてもらわないと、とにかく気を付けてもらいたいですよね。
株式投資もそうで、結局どの会社が伸びるかなんて事はよほど見る目が無いと予測できないので、十分気を付けましょう。

投資信託というのは、プロに投資を任せて、その代わり手数料を取られたりするんですけど、「資産運用したいけど自分でやるのは不安」とか、「どうせ他に使う事も無いなら社会に投資する感覚で」みたいな時にやるのが良いかも知れません。
専門家が「不動産と投信はやめた方が良い」と言っているのを見ましたが、「銀行は当てにならない」みたいなニュアンスかも知れませんね(苦笑)。
ちなみに、アメリカでは産業構造の一位が金融になっていて、何やら一般庶民でも投資に手を出している人が多いというような事を聞きました。
カントが「イギリスという商業民族」と言っていましたが、新興国への投資などで持っている面もあるかも知れないので、保護主義と言うのはそういった面でもしっぺ返しを食らう事に繋がるかも知れませんよ。
リーマンショックなんかも小恐慌ですよね。

アメリカは民間の債務残高がGDPの3倍だという情報も耳にしまして、いつの時代だったか忘れましたが、日本では徳政令と言って、借金を全部チャラにする過激な政策が採られた事もあり、国も借金まみれなら世界規模でリセットしてみるのもアリかも知れませんね(笑)。

この財政破綻の問題ですけど、今ギリシャがそうで、ドイツがそれを助けるのかみたいなので、難民問題と相まって、右傾化してEUから離脱する事を主張する人たちも出てきているそうです。
これはドイツだけではなく、「経済が比較的強いドイツの支配に反抗して」みたいな意味合いもあるかも知れませんが、ヨーロッパ各国に極右的な考えを持つ人たちが出てきているそうです。
イギリスは実際国民投票でEU離脱の採択がされたんですかね。
国内から外資系の企業が逃げていく事になるので、経済に与える影響は大きいと思います。

判りやすく具体的な例で説明すると、ホリエモンのライブドアですけど、これはIT関連会社で、ポータルサイトやサーバー収入でスタートしたんでしょうかね。
社長のホリエモンが自ら広告塔になったり無茶苦茶な株式分割をしたりして株価を上げていって、その株を他の会社と交換する形でついにはフジテレビまでグループ企業化していったワケですけど、この離れ業が批判に曝されたりして、ついには不正会計でトップが有罪判決を受けて、株価も暴落したワケです。
フジテレビも含み損が著しく、とんだとばっちりですよね(笑)。
ただ、株というのは会社が倒産しない限りゼロにはならないので、ハゲタカファンドのように、このような再生の芽のある傾きかけた優良企業などに狙いを付けて、経営再建して利益を得ようとする人たちもいます。
ファンドというのは判りやすく言えば投資会社の事ですかね、「モノ言う株主」という言葉も耳にした時期もありましたよね。

「朝に買って夜に売る」みたいなのは投資ではなく投機と言います。
1995年のWindows95の発売によって、インターネットが普及して、そういう事がしやすくなったみたいですね。

グーグルやアマゾンやフェイスブックやアップルなどは新興の大成功企業で、どれもハイテクIT産業です。
アマゾンと楽天の違いですが、楽天は様々な店が出店するショッピングモールのような物で、友人が「楽天の出店料よりも安い、自分でサーバーを持つシステムを提供する会社に入って、辞める時に社長に『俺はヤクザとも繋がってるんだぞ!』とか脅されて弁護士に頼んだ」という話を聞いて、「電話かけまくってそれでも買ってくれる人もいるんだよ」と言っていましたが、どっちが良いんでしょうかね。
「秋葉原は電機」、「神田神保町は本」などと言ったように、店を構える時はひとかたまりに入っておいた方が良い場合もありますよね。
いずれにしても、大手は薄利多売ができて価格競争にも強いですし、独立系の会社が生き残るのも大変ですよね。
経済格差の問題は確かにあると思いますが、商店街がシャッター街になるような事があっても、「雇用の流動性」と言って、大手に雇用が流れればまだいいんですが、そういう所に入るにはコンピューターが扱えたりするとか教育の程度が高くないとダメですし、第一そういう所は経営の合理化で人手がいらないようなシステムでやったりしていて、難しい所ではありますよね。

保険も同様で、健康保険も加入して払っておかないと、病気になった時に負担額が満額になってしまうので、「バカは風邪ひかない」な感じでなければ。
年金も今は積み立て方式みたいなのでやってますけど、生産人口が減っているので破綻する事も考えておかないとイケないと言うか、民間の保険会社同様資金運用しているのかも知れませんが、年を取った時に満期になって受給できないと、これもまた大変なことになります。
「ベーシックインカム」という言葉を聞いて、言わば現金支給ですけど、年金とか生活保護とかをやめてそうするのもアリかも知れませんが、そうするにはかなり大幅な増税が不可欠です。

ちょっと前にアメリカでサブプライムローン問題というのがあって、これは、「低所得者でも家が持てる」と言って金融機関が色んな人に貸し付けてその債権を誰かに売って、結果住宅バブルみたいにはなったみたいなんですけど、当然債務者が低所得者だったりするので債務不履行に陥って、挙句の果てに不動産価値も目減りしてしまったという顛末だったと記憶しています。
「悪い人誰も出てけーへんからね」という感じでもありますが、アイディアとしてはアレかも知れないものの、何でもそうそううまくいくものではありませんよね。

世界経済が減速すると、比較的安定している円が買われて円高になるというような事もあるらしいです。

私の母方の叔父が、郵便局員か何かだったんですけど、アジアを旅するような事をやっていて、それが高じたのか、バリ島で日本人向けの観光案内みたいな零細企業をやって、「大手には勝てない」と言って帰国して今何やっているのか知りませんが、そのパンフレットを見せてもらったら、飲食店とかエステ店とかのリゾート施設をクーポンを付けて載せていたような記憶があります。
「これ店との交渉とかパンフレット作製とか全部自分でやってんの?日本でもこういう事できないかな」と思って、まあ起業はアイディアが全てみたいな所がありますよね。
自動車産業みたいな所に新規参入するのはもはや不可能とも言える挑戦なので、「零細でもいいから自分で何かやろう」みたいな気概も必要かも知れませんよ。

あと、コンビニで買い物している時に思いついたのが、「売れ残りとかのフードロスを『ただ廃棄するよりは』とか言って超安値で買い取って、家畜の飼料とか畑の肥料とかに変えるのはビジネスとして成立するかなあ」というので、既にやっている人はいるかも知れませんが、隙間産業な趣はあるものの大義もありますし、どうせ頭の中が筒抜けなので書き加える事にしました。
もちろん初期投資の問題とかその技術をどう確立するかみたいな問題はあるんですけど、食品が腐る前にどうやって回収してたい肥化するかとか、クリアしなければならない点はあると思います。
「善は急げ」とも言いますけど、誰かその辺りを考えられ得る人材を集めて、このアイディアも具現化したい所です。

これも「面白い」と思った話なんですけど、大学の時の友人との話です。
A「あるミュージシャンが一口100万円で新譜作るとか言ってる」
B「音楽ファンドみたいなやつでしょー、ゲームでもあるんだよね」
A「100万くらいだったらいいかなーと思って」
俺「絶対返ってこないよねえ」
というやり取りをして、売れたら100万円以上になって返ってくるという事でしょうが、確かに現代風のパトロンのやり方かも知れませんね(笑)。
私はその辺の感覚はロマサガ3のトレードイベントで身に付けたんですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

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保守とリベラルについて

テレビで、選挙の日にパンケーキ食いながら「判らない」と言って投票しに行かない女性を見たので、私の知る範囲で大まかに説明を試みようと思います。

最初にこれを言っておかなければ。
政権の支持率が30%で投票率が50%だった場合、得票率に換算すると、有権者数の50%の内の60%なので、選挙をすると政権政党が政権を維持できる事になります。
政権を持っている方を与党と言い、政権を批判する方を野党と言います。
日本でも二大政党制を目指す向きもありましたが、確かに対抗勢力が割れていると、票が分散して政権交代しづらくなります。
誰に投票していいか判らない場合は政党で投票するんですけど、大学の時に友人が「日本も判りやすく保守党と労働党に改名してー」と言っていたのを思い出して、「そもそも民主政というのはどういう事か」という件に関しては私のウェブサイトの哲学ページをご覧ください。

イギリスの保守党はその名の通り保守政党で、労働党は「労働者の味方党」という意味で、リベラル政党です。
保守政党は日本なら自民党あるいは維新の会、アメリカなら共和党で、リベラル政党は日本なら社会党系あるいは旧民主党系、アメリカなら民主党です。
日本とイギリスでは第三極的な政党も作られそうになりましたが、成果と理解度の程はどうなんでしょうかね。

「ネオコン」という言葉を聞いた事ありますか?
「ネオコンサバティブ」という事で、近年新保守主義とか新自由主義とか言われて、あまり良いニュアンスではないのですが、この後詳細に説明します。
私はコンサバ系のファッションですかね、何とも言えませんね(笑)。
「リベラル」も「自由な」という意味なのですが、体制に批判する人たちを指す意味合いもあります。

比較で説明します。
保守は、タカ派(軍国主義的)、自由主義的、民族主義的(国粋主義的)、宗教的、右翼。
リベラルは、ハト派(平和主義的)、社会主義的、平等主義的、科学的、左翼。

宗教的というのは、例えば靖国神社に参拝したり、エルサレムに大使館を移したり。
信教の自由というのがあるとすれば「何がイケないんだ」という感じでもありますが、近隣諸国に植民地支配とか十字軍とかを想起させて悪い感情を持たれる事があります。
軍国主義的というのは、自民党は憲法改正を結党の理念としていて、現行憲法は平和主義的です。
ルソーは保守を「臣民」、リベラルを「市民」という言い方で表現してるんですかね。

軍歌を流しながら街宣車を走らせているのが右翼で、学生運動で火炎瓶を投げているのが左翼です。

経済政策の主な違いを。
例えば貧困問題があった時に、保守は「小さい政府」と言うんですけど、減税や規制緩和や国営事業の民営化などを政策に掲げ、リベラルは「大きい政府」と言って、教育とか社会保障の充実などの分配政策を政策に掲げます。

規制緩和というのは、例えば、「パートタイマー(アルバイト)や派遣労働者を雇ってもいい」というような物が挙げられます。
『トヨタとホンダ』という本をブックオフで見て、買おうかと思ったんですけど、予算の都合上『世界征服は可能か』という本を買って帰ってきた事があって、今思えば「無理してでも読んでおけばよかったな」と。
内容を薄い知識で推測すると、トヨタとホンダは新聞広告で期間工を募集していて、私も母に勧められた事がありまして(正気の沙汰じゃないですよね)、正社員登用の途もあるようですが、これも経団連の要請か何かの規制緩和なんでしょうかね。
日産はどうなんですかね、二万人規模のリストラや工場閉鎖などで経営再建を果たしたそうですが、これはあまり良いイメージではありませんが、新卒一括採用や終身雇用年功序列賃金的な経営をしていた場合、会社が傾いた時はそうせざるを得ないという事もありますか?
トヨタと日産は今ほとんど販売台数が同じなのですが、利益という点ではトヨタの方が数字がだいぶ上です。
この三社はF1にも参戦してましたっけ?
こういうのは一見無駄なようにも見えますが、燃費の向上などの研究にも役立っている意味もあるそうですよ。
学生の時に就職活動の時期に、「今はどこに入っても何があるか判らないから」と言われて「大企業なら何かあるでしょ」と返して、確かにシャープも他の企業が買収するような動きもありましたし、とにかく、大企業が潰れた時の全体に与える影響を考えると、国が乗り出すような事があっても別にいいのではないかとも思いますが、あまり公的権力が介入するのもどうかとも思いますし、難しいですよね。

あと、酒は酒屋でしか売っちゃイケなかったんですけど、規制を緩和して「スーパーやコンビニでも売っていい」という事にして、その結果何が起こるかというと、コンビニはつまみも売っているのでみんなコンビニで酒を買うようになって、専門店が潰れていく事になります。
昔はタバコ屋とか駄菓子屋が街角にあっておばあちゃんとかがやってたんですけど、私も子供の頃は駄菓子屋にも通ってましたし、今はそういうのも全部コンビニですかね。

となると、保守的(新自由主義的)な政策を採ると、景気は良くなるかも知れませんが、格差が広がるかも知れませんよね。
しかし、リベラルの分配政策を採るには増税しなければなりません。

「脱ダム宣言」とか言って知事に当選した人もいますが、ダムというのは、水を貯めておく意味と、ちょっとずつ流して川の氾濫を防ぐ治水の意味があります。
このように、「財政出動」という言葉もあって、これは主に公共事業つまり道路とかインフラとか箱物とかを作って地方に金を「ばらまく」んですけど、これも景気刺激策の一つであって、今もあるのか知りませんが、政治家や役人と建設業者の癒着とかで、湯水のように税金を垂れ流す事にもつながるので、これも難しい所ではあります。
税収で足りない分は国債と言って国が債券を発行して、言わば借金するんですけど、国の債務残高の問題はバカにはできなくて、財政破綻するとその国の信用も失われて、国際社会から支持されづらくなります。

結局の所、アメリカも人口が3億人で中国も13億人いますし、経済をGDPだけで見るより、国民一人一人の生産性や幸福度をどう高めるかというのも忘れてはイケないような気もします。
ヨーロッパでは消費税が20%なんて国もザラで、その代わり教育費や医療費が無料だったりするワケです。
北欧の国なんかは社会主義的でも教育水準も高いらしく、確かに「年金支給年齢になるまでエッチラオッチラやっていれば後は」って感じでもあるんでしょうかね。

結論的な事を言うと、日本は保守政党が改革政党になっているあべこべな状態であると言えます。

マスメディアの思想傾向も少し書いておきますね。
思想を鮮明に打ち出す事によって固定層を狙っている意味もあるらしいので、確かに、世論調査の結果がその報道機関によって多少差が出る事もあります。
読売新聞(日本テレビ)と産経新聞(フジテレビ)が保守系で、朝日新聞(テレビ朝日)と毎日新聞(TBS)がリベラル系です。
日経新聞は「一応中立でやらせてもらってます」と言ってましたが、テレビ東京は経済の番組が多いですよね。
日本のテレビは一応放送法によって公正中立を定められているようではありますが、テレビ局にも我々視聴者が持つイメージはありますよね(苦笑)。
『バカの壁』という本で「本当に中立なんてあるのか」と言っていましたが、私はどうなんでしょうかね。

最後に、「政治に合わせるのか、政治が合わせるのか」とだけ言っておきますけど、例えば、車が発明されたら、道路を作って道路交通法などを整備しなければイケないワケです。
インターネットだってそうで、私もこのように薄い知識で在野で放言を繰り返しているワケで、「フェイクニュースや悪口を野放しに認めていいのか」みたいな問題もあって、表現の自由というのは難しいですよね。
「そんな事もあるんだ」くらいでいいと思いますよ、これも学生の頃に友人が「最寄り駅に急行止まるようにするって言ったから投票したんですけどー」と言ったんですけど、実際の所「己の利害関係のみ考えていればいいんだ」というのも極論としては成立しそうですし、もちろんポピュリズムみたいな事になってもイケないのもその通りではあります。

私は「頭の中が伝わってるなら」という前提でヤってますけど、今の日本は民主政なんだし、たまにはこういう事も考えてみてはいかが?

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外交および戦争と征服の法について

ネットで「アメリカに行ったら『日本へは車でどれくらいだ』と聞かれたので、バカ世界地図を作ってみました」というのを見て、私は「じゃあ橋かければいいんじゃないの?」とかツッコみながら、「東京からハワイ経由してロサンゼルスまでとか、ファイナルファンタジー5のビッグブリッヂみたいになるな」つってたんですけど、「橋の下に船通れるようにしないとイケないから。橋げたを浮かばせる方法もあるかな?」と真面目に考えて、宅地や農場も土地が無いなら洋上にビッグフロート的なのを作るのもアリかも知れませんね、そこでみんなでマグロの養殖やるとか(笑)。

最近、韓国の軍艦が日本の領海内で自衛隊の哨戒機にレーダー照射した話題を連日報道してましたけど、これはつまり「ロックオンであとは撃つだけの状態」という事で、現場の人は緊張が走ったかも知れません。
日本は「こういう事があった」と映像も交えて情報を公開したのですが、韓国政府が突っぱねたので、こじれてしまったようです。
ガンダムに例えると、ジオン公国の一兵卒のザクが自分の判断で攻撃してしまって、それがきっかけで地球連邦と開戦するに至った、というのが判りやすいでしょうか。
韓国政府の指示だとすると宣戦布告に近い行為なので、そうじゃないとすれば政府が謝罪して、その軍人を軍規違反か何かで軍法会議にかけてそれなりに処罰すれば済んだ話なのですが、韓国もいつものように日本を悪者にするような言動をしたために、日本では悪い感情を持ってしまった人も多いんだと思います。
確かに胸糞悪い話ではあります。
いずれにしても日本の自衛隊は、こういう時に撃たれる前に先制攻撃するのも憲法9条によって微妙な行為になっているので、「ただ撃ち落とされるのを待ってから反撃するのか」というので、集団的自衛権と合わせて憲法改正の主な争点もそこになっています。
集団的自衛権というのは、仮にそこにアメリカの戦艦か何かがいた場合、哨戒機というのは偵察機のような物で丸腰なので、アメリカの戦艦が代わりに攻撃するかという事で、日本とアメリカが逆の立場になった時に、日本はその行為が認められていないワケですが、そうすると他国の戦争に巻き込まれて、それは憲法で認められている自衛の戦争ではなくなってしまいます。
実を言うと、私も平和主義は貫いた方が良いとも思ってますし、この事に関しては結論は出せません、国民投票になったらどうしようかな(苦笑)。

という事で、ちょっと考えてみたのでお付き合いください。

「そもそも権威や権力というのはどこから来るのか」という話になった時に、例えば自衛隊は事実上日本の正規軍なんですけど、海賊の「賊」、つまり非正規の勢力は賊軍と呼ぶワケです。
イスラム国も、言ってしまえば国境をまたいだ山賊軍団になるワケで、後ろ盾が無い場合、どうやって勢力を維持するかとなったら掠奪するしかなく、加えてテロや虐殺や人身売買とか、そんな事をしていれば一般市民の支持を得られなくなって、税金で成り立っている正当な権力と争う事になります。
「勝てば官軍」というのは「勝ったら鼻高々」という意味ですが、確かに勝った方が正当な権力になる場合もあるでしょう。

あと、正規軍を保持していたとしても、その国の政権が搾取や虐殺などの不法を働いていた場合、他国に攻め込まれる大義を与えて、反乱分子に加担されたりして軍事介入されるかも知れません。
また、侵略行為も諸外国の反感を買って、多国籍軍を結成されて袋叩きにされるかも知れませんよね。

戦国時代とは言ってもその実はただの内戦だったりするのですが、例えば、弁髪を強制したり、植民地化して日本語を押し付けたり、その国の文化を根こそぎ変えようとしたりすると、後々被支配民族の抵抗感を生む因子になり得るのは歴史を見ても判りますよね。
ネットニュースで、「韓国で『日本人になりたい』と言って少女像(慰安婦像)の足元に日の丸と旭日旗を置いた学生が逮捕された」というのを見ましたが、「日本で原爆ドームの前で星条旗を掲げて『アメリカ人になりたい』と言ったら逮捕されるのかなあ」と思って、日本においてアメリカがそれほど恨まれなかったのは、その前がほとんど軍事政権のような物だったりして、天皇を廃して英語を押し付けたりしなかったという要素があるのでしょうか?
いい加減な事は言えませんが、こういうのは国民性という先天性と教育という後天性から来る物と思われます。
それでも反米感情を抱いている人もいるので、右翼は親米右翼と嫌米右翼がいますが、左翼はだいたい反米だったりするようですね。

ルソーはアメリカを「西インド」と呼び、ニーチェは「ヨーロッパの混血種族」と呼んでいます。
私の解釈が正しければですが。
ヨーロッパは世界を植民地化してきたワケですが、世界初の株式会社である東インド会社というのはそういう事で、ヨーロッパからインドに行くのにはアフリカ最南端の喜望峰を回って行かなければならなかったんですけど、西回りでインドに行こうとしてぶつかったのが新大陸(アメリカ大陸)という事です。
ネイティブアメリカン(アメリカ先住民)の事をインディアンと言いますよね、インド人と同様赤褐色人と言われますが、モンゴロイドなのかな?
白人はコーカソイドで、黒人はネグロイドです。
中学校の時に友人が国際興業観光のバスの車体に描かれている「KKK」というのを指して「ヤバい」と言ってゲラゲラ笑ってたのですが、KKKと言うのはクークラックスクランという過激派白人至上主義団体の事で、白いトンガリ帽のマスクでやって来て黒人やインディアンを迫害するワケです。
確かに弱い者が強い者に対して権利を主張するというのがどうなのか、という問題はあります。

第二次世界大戦の日独伊三国同盟ですが、高校の時に友人が「ドイツに行ったら『次はイタリア抜きでやろうぜ』って言われる、って言ってた」と言っていましたが、当時のドイツは民主的な方法で「ゲルマン民族は世界一優秀な民族である」という優生学を主張するナチスを選出していました。
哲学書で「音楽でナントカカントカしたのはドイツとイタリアだけであって」というのも読みましたが、未読ですがルソーも「言語音楽論」と言ってまして、私も正直な所そんな感覚は持ってます。
ゲルマン人とかノルマン人とかの北方系の人たちをアングロサクソンと言いますが、WASPと言って実際アメリカの支配階層はこういう人たちが多いらしく、ヨーロッパの中の南方系の人たちの事をラテン系と言います。
ケルト系というのもあります。
ちなみに日独伊は、ローマ帝国はともかく世界で植民地を持っていませんでした。
これらの国の言葉を話す国はありませんよね。

話が逸れ気味になった感じですが、ここで具体的な戦争のあり方について少し論じたいと思います。

東洋の戦争は一騎討ちが主で、元寇の時に、日本の武士が「我こそは~」と名乗ったら元の軍隊に笑われた、というエピソードがあるそうです。
確かに朝青龍とか白鵬みたいなのが沢山やってきたらひとたまりもないですよね。
中国も異民族に悩まされた事もあって、例えば秦の始皇帝は北方の国境に万里の長城を作って馬を通れなくしたりとか。
東洋の城は砦のような物で、日本の天守閣というのは本丸という一番大きい矢倉なんですけど、お殿様はそこには住まずに武家屋敷に住んでいます。
武田信玄は「人は石垣、人は城」と言って、城は建てなかったんでしたっけ?
ちなみに、豊臣秀吉は配下が優秀だったのか、築城の才能もありました。
織田信長は安土城を建てて、実際は城というのは大名の権勢を誇るような意味合いが強かったのではないかと推測されます。
城塞都市というのは、砦の中に市街地があるような物を指します。
建築というのも芸術の範疇に入る場合もあります。

あと、近代戦以前の戦争は、関ケ原とか一ヶ所に集まって「ワー」っとぶつかる感じだったのですが、現代では市街地でのゲリラ戦や空襲などで一般市民が巻き添えになったりして、戦争犯罪という点ではどうなんでしょうかね。
これでは徹底的な虐殺による力ずくの支配になりそうですが、極論として、トップだけを狙った斬首作戦になった時に、それでその国の反感を煽る事になるかも知れないとなると、現実的な征服というのはあって無いような物だとも言えるでしょう。
斬首作戦の反対は殲滅戦でしょうか。
殲滅した後に歴史を書き換えるというのも不可能かも知れませんよ。

ちなみに、織田信長の桶狭間の戦いは、有力大名の今川義元の軍が上洛する時に通る道がそこしか無かったので、そこに伏兵を潜ませて総大将の首を取った戦です。
織田徳川の連合軍の長篠の戦は、武田の騎馬隊に対して、柵を立てて三段撃ちで迎え撃ったというのが有名ですよね。
武田と上杉の川中島の戦いですけど、武田家は甲斐と信濃(現在の山梨と長野)を支配していて、海が無かったので塩が採れなかった事から、軍神と言われる越後(新潟)の上杉謙信は武田に塩を送って、これが「敵に塩を送る」という慣用句的な物になって後世に伝えられています。
忘れましたけどカントは「戦争というのはやっている奴が一番楽しいのだ」と言ってましたっけ?(笑)

このように、現代に進むにつれて、攻撃面でも防御面でも兵器を揃えるというのも重要になってきます。
北朝鮮の核開発は、ミサイルだけだとほぼ攻撃力は無きに等しいので、弾頭に核爆弾を搭載すれば攻撃力が飛躍的に増す事が考えられますが、抑止力だと思っているのか独裁体制を維持したいのか本音は知る由も無いものの、国民の状況を顧みずに軍事力だけ増強するというのは、かえって体制を維持するのにも逆効果だと言えそうです。
「死の商人」と言うんですけど、兵器を売って外貨を獲得するなら他の国でもそういう所はありますよね。
ミサイル迎撃システムというのは、ミサイルに対する地対空砲の事で、精度はともかく、いっぺんに撃ち込まれた場合に機能するのかというのは疑問ではあります。
「島国の日本で戦車は必要か」というのはありますけど、他にも、戦闘機というのは、航続距離の問題で、空母と呼ばれる戦艦で敵基地とか戦場の近くまで海上輸送してから飛ばすんですけど、「戦闘機だけ買っても空母は必要無いのか」とか。
「北朝鮮くらいだったらわざわざミサイルなんかにしないでドローン型の核爆弾にすればいいんじゃないの?」とか考えてたんですが、「コントロールするのに衛星持ってないといけないのか」とツッコんで、まあハイテクな無人の兵器の人道性という問題もありますし、生物化学兵器などもあまりよろしくないと思うのですが、どうでしょうか。

テレビで「自国防衛と一国防衛を混同してますよ」と聞いて、実際の所アメリカが経済力でも軍事力でも抜きんでているのは事実で、「他の中小国家は従属するしかないのか」という話になってきて、事実日本にも日米安全保障条約というので米軍基地がありますよね。
日米地位協定というのもあって、例えば頭の中が伝わっているとして、仮想敵国として中国や朝鮮やロシアなどを挙げますけど、実際領土問題の争点がそれぞれ尖閣や竹島や北方領土で、これらの国から領土や領海や領空と国民の生命安全を守るとすると、新冷戦と言われるように、日本もその大きなうねりの中に巻き込まれるのも仕方ない面もあるワケで、確かに一方的に守ってもらうというのも図々しい話ですよね。
主権国家という言葉もありまして、結局「一番強い者がどう振る舞うか」という問題もあり、目下民主主義的な価値観で国連はまとまっているかも知れませんが、実際法治国家みたいな事を言っても不法が通るような事もあるワケです、テレパシーとかテレパシーとかテレパシーとか。
国家(国境)という物をどう考えるかというので、民族とか言語とか、これらで区切るのは考えられますが、そもそもそれらが固定化するのは地理的な要素もあるかも知れませんね。
「服従という事を徹底的に教え込まれた者にとっては」という言葉を何かで読みましたが、自由という観念に対してどう向き合うかというのも忘れてはイケない事ではありますよね。

あと、警察も警棒や拳銃を持っているワケですが、軍隊や警察が不必要というワケにもいかないかも知れません。
先ほど言ったように、対外的な問題だけではなく、賊軍みたいなのができた時に対峙する方法がなくなるワケですから。
例えば豊臣秀吉の「刀狩」というのは、当時の国人衆という中二階に当たる支配階層が一揆を主導していたので、というような話を聞いたのですが、「検地」というのもそうなのでしょうか。
石田三成はこれを残して、「目を合わせたらちょっと頭を下げるだけでいいんだよ」という事を言ったという話を聞きました。
と言うのも、アメリカでは一般市民も銃を持っていい事になっていて、侍しか帯刀を許されていなかったのが民主主義によって一般市民も持っていいという事になったんでしょうかね。
「そっちの方が抑止になる」という事かも知れませんが、弊害の方が大きい気がしますよね、考え方がまるで違う人たちと共存するのは難しいですよね。

スパルタ教育のスパルタは古代ギリシャの一都市で、男子の軍隊教育が苛烈だった事に由来しています。
ゆとり教育とどちらが良いんでしょうかね、何事も極端はマズそうですが。
部活をやって挫折を味わうとか、好きな人に告白してフラれるとか、そういう経験をしなかった奴がどういう大人になるのかというのは確かに一理ありますが。
しかしそれでグレたりしたら元も子もないですか?
私もふざけた連中に囲まれて生きてきたのでね、その人間の本性というのが推し量れますよね。
学業なども達成感を味わうためにやってる面もあるらしいですよ、しかしそれで人生が決められるのも酷な話ではありますが。

天下人とか天下統一というのは男の原罪というか、私もそういう気にさせられることはありまして、もっとも私の場合は女性がらみで権力を持ちたいのが正直な所ではありますが。
だからと言って「みんなちょんまげにしろ」と言っているワケでもありませんよ!
では、今日はこの辺にしといたらあ(池乃めだか風に)。

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釈迦に説法

クリスマスですな。
ウチも晩御飯にチキンが出ました。

今上天皇(平成天皇)の誕生日が12月23日で、日本はあくまでクリスマス休暇ではなく、天皇誕生日を祝うワケです。
皇室は神道で、判りやすく言えば神社で、寺は仏教なのですが、日本は近年キリスト教の慣習も入ってきて、新興宗教も乱立してカオスな状態です。
そもそも縁結びの神様とか芸能の神様とか学問の神様とか、多神教っていうか八百万(やおよろず)の神々がいる感じですかね、これが国民性でしょうか。
八百屋とか万屋とか言いますよね。
多様性を保って思想の違う人も尊重して共存するというのも重要かと思いますが、ショーペンハウアーは「寛容という思い上がった言葉を使わずに」と(笑)。

12月25日は、キリスト教の預言者であり神の子とされるイエス・キリストの誕生日で、同日に復活するという信仰があります。
イエスは、人間の罪を全て背負って十字架にかけられて死にました。
厳密にはイエスは神ではなく、キリスト教はヤハウェという神を信仰する一神教です。
キリストというのは救世主という意味だったと記憶しています。
新約聖書が信仰の対象で、一方ユダヤ教の旧約聖書も尊重しており、イスラム教はコーランを信仰していて、これらの教徒は「啓典の民」と言われています。
それぞれ相争っている向きも見て取れますが、イスラエルはユダヤ教の国で、金融に秀でているユダヤ人はご存じの通り苦難の歴史で、中東では実は様々な民族が混在しています。
「審判の日」や「怒りの日」といった終末思想と選民思想というのもキーワードになってくるでしょうか。
「隣人を愛しなさい」とか「財産を捨てなさい」と言ったイエスがユダヤ人だったかどうかについては諸説あるそうですが、またアインシュタインもドイツのユダヤ人なんでしたっけ。
パレスチナ問題に見て取れるように、聖地エルサレムを巡って確執があり、それはイデオロギーの対立なのか民族の対立なのか本質は判りませんが、アメリカは一貫してイスラエルを支持しています。
イエスはこうした状況を目の当たりにして、地上に一つの霊の国を打ち立てようとしたそうです。

哲学は乱暴に言うと英雄的テレパシー野郎の誕生を予言するソクラテス教みたいな感じがあって、私のウェブサイトにも書きましたが、ほとんど「エス」な人が歴史に残っています。
プラトニックの語源のプラトンはソクラテスの弟子で、ソフィストの一人とされたソクラテスは自ら書物を遺さず、プラトンが書物として遺し(私は読んではいませんが)、その弟子がアリストテレスだったかと記憶しています。
ちなみに、リビドーというのは意識下の性欲の事ですが、フロイトは「みんな全部『モテたい』とか性欲に突き動かされてやってる」と言っています。
哲学は形而上学とも言われ、早い話が「抽象」、つまり、形而下的な(具体的な)学問を普遍的な所に押し上げるという、「考え方」だと言えます。
処世哲学を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、そういうのは人それぞれみたいな所があるので、普遍的な法則として通用する要素があるかは疑問です。
20世紀の著名な哲学者によれば、「哲学に残された唯一の任務は言語の分析である」という事ですが、これもなんとなくですよね。

ルソーは『社会契約論』で「市民の宗教について」という章で、第一の宗教をキリスト教として、これは「儀式も礼拝も必要としない人間の宗教である」と言い、第二の宗教をイスラム教として、これは「国に尽くすことがとりもなおさず神に尽くすことだとしている点でよい宗教である。しかし、信徒は常に周囲と戦っている戦闘状態に置かれるが、この事は彼ら自身の安全にも著しく有害な物である」と言い、「もっと奇妙な宗教」である第三の宗教をラマ教や日本の宗教やローマのキリスト教だとして、「二つの祖国、二つの故郷、二つの王を作って、これらはあまりにも明らかに悪い物だから、それを論証して喜ぶというのは時間の浪費というものだ」と言っています。
ラマ教というのはチベット仏教の事で、ダライラマ法王というのがいて、日本の宗教というのは、朝廷と幕府があって、つまり公家と武家、判りやすく言うと貴族と侍がいるという事で、ローマのキリスト教というのは、教皇つまりローマ法王と政治的な指導者でもある皇帝がいるという事でしょう。
これらが本当に悪いかは定かではありませんし、何を信じるかもそれぞれだと思います。

仏教は、輪廻転生とか、無益な殺生を禁忌としたりとか、俗世や煩悩や六道輪廻(りくどうりんね)などから解脱(げだつ)して悟りの境地である涅槃(ねはん)の状態を目指したりだとかというのが主な教義でしょうか。
決してなれない神様ではなくて、人間が悟って仏様になる(成仏)という事ですかね。

儒教は、「義を見てせざるは勇無きなり」という言葉が有名ですが、年功序列などに見られるように、判りやすく言えば礼儀作法の事でしょうか?
「子曰く」というのは、「孔子(孔先生)は言った」という意味で、ソクラテスやイエスのように、自分では書き残さなかったという事でしょうか。

その他、自然や精霊を信仰するアニミズム的な宗教も世界各地にあります。

科学と宗教はリンクしないかも知れませんが、実際の所、踏み絵じゃないですけど、経典やマリア像や十字架や仏像や位牌やお守りなどをぞんざいに扱えるかというのもありますし、それが宗教って事なのかも知れませんね。
お守りは万が一捨てる時は神社や寺に返してお焚き上げしてもらうのがいいですよ。

ウェブサイトでは書きませんでしたが、これはほとんど独り言で、宗教は道徳や慣習にまで入り込んでいるデリケートな物なので、「そうなんだ」くらいに思っていて下さい。
現代においては信仰心は薄れてきていますかね。
日本はそれでも治安が良い方だというのが謎ですな。
ルソーは「宗教はその狂信が流す血よりもはるかに多くの血を節約してくれるのである」と言っています。

「よし、ピラミッドを建てよう」っていう話になって、「古墳」とか。
『神様メール』という映画で「新・新約聖書」と言っていたのを見ましたが、はてさてテレパシーというオカルト的な魔法は後世にどう語られていくのでしょうか?

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