Romancing Note

あと何回桜見られるか。

ジーザスクライストスーパースター

「ジーザスクライストスーパースター」という曲の存在は知ってるんですけど、一回しか聴いた事も無く、全く覚えてもいません。
「スター」じゃなくて「スタア」ですからね、銀幕の。

これでも小さい頃は結構テレビっ子だったんですけど、父が「幼稚園の時に先生に『好きな番組は何?』って聞かれて『ニュース』って答えたんだよ」と言ってました。
全く記憶にありませんが、今も情報を得るのは新聞や雑誌ではなく、ニュースを見る感じです。
当時も女子アナが好きだったんでしょうか?(笑)

カテゴリーがエンタメですが、「エンターテイメントとは何ぞや」という話になった時に、私は主に女性の性的な表現を期待するようなのが第一に思い浮かぶのですが、芸能人というのは、こうした、まず見た目を武器にしているというのが重要で、いくら実力があっても見てくれがよろしくなかったら元も子もないワケです。
日本の伝統的な舞台芸術のキャスティングで、「主役、二枚目、三枚目」というのがありますが、二枚目というのはハンサムで客が呼べるような役回りの人の事を指し、三枚目というのは道化役というかひょうきん者みたいな愛されキャラの人の事を指します。
ロマンシングサガの舞台化であるサガステを観に行って、笑いあり涙ありでエキサイティングなアクション(殺陣)もあって、しっかりエンターテインされて帰ってきたのですが、主役がハリードだったので、ミカエル(察してください)は二枚目という事なのでしょうか?(上沼恵美子風に)

勧善懲悪的なストーリーだと判りやすい悪役というのもいますが、戦隊ヒーローモノなどに見られるように、こういうのは子供っぽくなってしまうワケです。
プロレスラーの蝶野正洋はプロレスを「スポーツエンターテイメント」と言っています。
それに例えると、全日本プロレスというのがそうだったのですが、御大ジャイアント馬場が悪役商会の小さいおじさんを脳天唐竹割りや16文キックでバッタバッタとなぎ倒していくのが判りやすく、一方新日本プロレスは悪役を「ヒール」と呼んで、ヒールもカッコよく描かれていたりします。
こういうのは判りやすい娯楽のパターンだとも言えそうですが、芸術性を高めるなら、日常の一コマを切り取ったような「悪い人が誰も出てこない」作品になります。
ラブコメなんかは女性が好きそうなジャンルですよね。
しかしこういったものは得てしてつまらなくなりがちで、テーマというのも掴みづらく、ユーモアのセンスとか映像美とかがよほど優れてないと興奮する事も無く、オーディエンスを満足させるのは叶わないでしょう。

という事は、エンターテイメントというのは「非日常」をいかに味わわせるかというのが肝になってきて、単に風刺をやっていれば高尚というワケでもないですし、ネット掲示板で見た「面白いってただ悪口言ってるだけだろ」になってしまってはいけないワケです(笑)。

非日常なら、「1900年代のアメリカのカウンターカルチャー」という言葉を見まして、語感を説明すると、音楽ではメタルで言うギターリフのような対位旋律をカウンターメロディーと言いますが、「禁欲、勤勉、蓄財」といったようなのに反するような、「今が良ければいいじゃん!」的な考え方の遊びの事を指すのかな、と。
ヒッピーというと、麻薬やフリーセックスや音楽フェスみたいなのを思い浮かべますよね。
「グレたツッパリ(いわゆる不良とかヤンキー)とかも、学歴社会の反動で落ちこぼれてこうなる」みたいな言説を聞いた事があります。
まさに「香具師」と揶揄されるようなあまり褒められたモノではないと思うのですが、私は自分を「その中間みたいな立ち位置にいるのかな」と自己分析していて、自分を一言で言うのは難しい感じになっていると思います。
日本でも超能力やUFOや心霊現象などのオカルトが流行ってテレビでも盛んに放送されたりしていた時期もありました。
これこそ非日常の極みですよね。

三國志のゲームで、呂布という主君を次々と変えて最後にはこれも主君である暴君董卓の首を取った豪傑がいて、日本の作品では彼の武力が100なのですが、また、情義と仁徳の人と言われる善玉の劉備に仕えた「子龍一身これ胆なり」と評された趙雲が中国の作品では武力が100だという話を聞きました。
日本では「ちょいワル」な人とか面白い人がモテたりするんですが、中国では善人を欲しているという事なんでしょうかね。
社会が荒れてくるとそうなるんでしょうか、日本は平和ですな。
「アメリカでは犯罪映画が流行ってたりする」とも聞いたのですが、日本も昔はテレビで普通にヤクザ映画とかをやっていましたよね。
私も真面目な賢い女性が好きだったりしますし、エンターテイメントでは自分に無いモノを求めがちになるんでしょうかね。

結論じみた事を言うと、「アイドルはうんこしないよ」的な感覚を与えられたら、それはそれでエンターテイナーとして成功だとも言えそうですが、どうなんですかね(笑)。
「夢を売る」というのはそういう事なんでしょうか?

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