Romancing Note

あと何回桜見られるか。

Kalafinaを語る

Kalafinaという実力派女性ボーカルユニットについて、イングヴェイとかより先に語ろうと思いました。
こういう物については、「箸にも棒にも引っ掛からないと思った物をけなすのではなく、良いと思った物を称賛しよう」と。
出てくる物はそんなに悪くはないと思いますが、ともすれば「全曲同じに聴こえる」みたいな人もいて、名曲と呼ばれる物は際立った個性があって、記憶に残りやすい物でもあると思いますよ。
私が名前を出してまで推す作曲家(コンポーザー)は「この曲だけ」みたいな人達ではないです。

3人組で、「キャンディーズちゃんはパワーアップされてるんでしょうか」とか思いながらライブ映像を全部揃えて観てるんですが、列びの右からWakana、Keiko、Hikaruで、私は「曲も含めてなんか知性を感じる」と言ってます。
『この美術部には問題がある!』というアニメに例えると、Wakanaがコレットさんで、Keikoが宇佐美さんで、Hikaruが伊万莉さんで、プロデューサーの梶浦由記が立花先生みたいな感じでしょうかね。

Mr.Childrenの意味は、外国人が「(字面だけ見ると)子供オッサンみたいな感じ」と言ってましたが、Kalafinaも「慈母のような印象を受ける」とか思いながら、「ロリお母さん」みたいな感じですかね。
大分昔に、いとしのエリーじゃなくていとしのテリー伊藤が「とっちゃんぼうや」と言ってましたが(笑)。

音楽性を一言で言うと、「日本のSarah Brightmanみたいな感じ」と言ってるんですが、サラ・ブライトマンで有名な曲はテレビ朝日のサッカー中継のテーマ曲の「Question of Honour」ですよね。
「Time to say Goodbye」も有名ですが、私は「Question of Honour」が好きです。
ドライブ中に近くの大型リサイクルショップに立ち寄って、CDを見つけて3枚ほど買ったんですが、やはりベスト盤がお得な感じがします。
パソコンに取り込もうと思ったらコピーガードがかかっていて、それでも今はスマホとかで1曲ずつ買えるので、「そういう聞き方もアリかな」とも思いますが。
Amazonだと同じアカウントなら違う端末でもダウンロードできるので、スマホで買ってパソコンにもダウンロードして、みたいな事もできますよ。
「一病息災」つってるんですけど、作業用BGMは歌詞が無いような音楽だとさらに良く、聴きながらだとかえって余計な事を考えなくなるので、私の場合はウェブサイトをシコシコ作ってる時とかツイッターやブログを見たり書いたりする時とかには音楽をかけながらヤってるんですが。

Xperiaのミュージックアプリが使い勝手が良かったんですけど、AQUOSに機種変したらダウンロードできなくて、「それなら継続してXperiaにすれば良かったか?」と。
「Xperiaは有機ELで、使ってると画面焼けする事もあるみたいです」と聞いて、確かに壊れた旧型も画面焼けしてました。
PSVitaも有機ELらしいので、SONY独自の技術なんですかね。
SONYは最初にウォークマンという携帯音楽プレイヤーを開発して、その後AppleがiPodという、音楽データを取り込む方法の携帯音楽プレイヤーを作って、さらにiPhoneという所謂スマホを発明して、「CDの時代を終わらせた」と言われています。
CDやMP3も、音声データを圧縮してデジタル化した物なので、今でもアナログレコードの信者はいます。
ただ、「良い道具使った方がいいですよ」というのはその通りで、「弘法筆を選ばず」とは言いますが、私もキーボードのヘッドフォンを良いヤツに変えたら曲が1つできましたので、車ほど高額な訳でもないし、金があるならケチらない方が良いです。
あくまで「金があるなら」ですけどね。

文章でも、Kindleみたいな電子書籍ではなく、本という形で手元に置いておきたい事もありますし、そんな感じでしょうか?
かさばりますけど本の方が見やすかったりするので、私は電子書籍は使っていません。
電子データは加筆修正もしやすく、1回上げとけばダウンロードし放題なので、在庫も抱えなくて済むみたいな良い面もありますかね。
(追記)使ってみたら結構使い勝手も良かったので、その後は雑誌などを見るのに使ったりしてます。

話が逸れました。

梶浦由記はFiction Junctionという音楽プロジェクトもヤっていて、そっちの方はKalafinaよりも砕けている感じで、私は聴いていません。
アニメ界では有名だそうで、サントラも数多く手掛けています。
NHKの朝ドラの「花子とアン」とか、北野映画の「アキレスと亀」という作品のサントラもヤっていて、和田アキ子風に「タケちゃん」とか言いながら「久石譲と同格って事だよね」と(笑)。
ネットで「梶浦由記は天才」とか「梶浦由記さんの歌は神だと思います」というコメントを見ましたが、私も音楽を作ったりしている者の端くれとして、素直にそう思います。

メンバーについても評論しようと思いますが、的外れだったり、本人が気分を害されても知った事ではありません。

Wakanaはクラシックの素地があって、オーディションにも落ちまくって「劇団四季に入ろうかと思ったんですけどお芝居が苦手なので」と言って、「漫研作って自分で描いたりしてましたけど、高校もやめてしまって」と言ってましたが、「女優になれるほどのルックスでは…悪くもないけどさ。とにかくプロになれて良かったねえ」とか思いながら、当時はデスチャ(ビヨンセとか?)を聴いていたらしいです(笑)。
梶浦由記は「Wakanaにだけはキツい事言うんですけど、その時はさめざめ泣いてますけど三日後くらいにはケロッとしてるので、失礼かな」みたいな事を言っていて、「言って大丈夫な子とダメな子がいるから」と慰めながら、その前に、「いい加減な気持ちでヤってるならやめちまえよ!」と言ったら本当にやめちゃって、「そして誰もいなくなった」という小咄を思いつきました。
ソロアルバムも聴いたんですけど、一曲目がセリーヌ・ディオンの「タイタニック」のテーマみたいになってて、「いや、あんなにスゴくはない」とキツい事を思いながら、実は、私のサガの企画の楽園のヤツのルシファーのテーマは彼女の声をメロディにイメージしまして、実現されればいいんですけど。

Keikoは、子供の頃は阿佐ヶ谷とか高円寺で遊んでいて、原宿でヘアモデル(カットモデルと言うのか?)にスカウトされたらしいですけど、「モーニング娘。」のオーディションも受けたそうです。
「下手すると阿佐ヶ谷姉妹みたいになる所だけど、紙一重でイケてる部類に入ってる」と(笑)。
夏休みは家族で軽井沢に行ってテニスをヤったりしてたらしいですけど、「お嬢?」とか思いながら、「大学も入ろうと思えば入れたんですけど」と言って、アクセサリーのショップの店員になって店長になったらしいです(笑)。
「そういう娘ってだいたいテニス部に入るんですよ」と言ってましたが、私の高校の時の彼女もテニス部に入ってました。
西麻布のクラブでR&B(リズムアンドブルース)を唄っていたらしく、「Kalafinaの音楽性とは全く関係無いです」と言っていました。
脱退してしまって活動休止ですが、これも私のサガの企画のあの貴公子みたいな感じになってます。

Hikaruは、三万人のオーディションで加入して、私は「情感を込めるのが長けてるな」と思って、声も個性があって、ライブ映像では毎回髪型が違って、私の「推し」です。
「絶対そういうのになるんだと思って告白されても断ってました」と言ってました(笑)。
ライブ映像では横顔を映す事が多くて、魔女鼻というか鷲鼻ですが、私はどっちかというと豚鼻です。
ツイッターをフォローしたら、ツイートには毎回英訳をつけていて、「賢さアピールかな」と思って。
Red Moonという曲の前のMCで、このアルバム全体のコンセプトかも知れませんが「焦がれる事の純粋さと劣情を唄っています」みたいな事を言って、「劣情って欲情みたいな事だけど、こういう言い方も賢さアピールかな」と思いながら、私はそういう言い回しができる人には惹かれてしまいます。
私は文学方面の能力に長けていても、歌詞も全く浮かびませんし、自分では文学的な表現力は劣っていると思っているので。

ボーカリストが複数いたりとかがアイドルっぽくて、日本のSarah Brightmanと呼んでいる所以はそういう所です。

バックバンドはいつも同じ人がヤっているみたいです。

曲についても少し語りますか。

私はNHKの「歴史秘話ヒストリア」という番組にチャンネルを合わせた時に流れていたstoriaという曲に嗅覚が働いて、スマホで検索してYouTubeを1回観て、即ダウンロード購入して、そこから3日間くらい起きてる時はずっとリピートしてたんですけど、その後にベスト盤の「red」と「blue」をダウンロード購入して、ベスト盤以外にも良い曲はたくさんありますが、この二枚に入っているのは所謂「捨て曲無し」な感じです。

最初「これ女の人が作ってる?」と思って、ヤホーの方じゃなくてゴーグレの方で検索したら(ナイツ風に)、ホントにそうだったので、あと特徴としてはメロディが綺麗な事で、重奏的なハーモニーも神々しさを演出していて素晴らしいです。

梶浦さんが「ファンタジー的な要素は残しつつもポップスからは逸脱しないようにしています」と言ってまして、私は「現代民謡風」と表現しましたが、こういう音楽に弱いんですよね。
トラッドって言葉があるんですか?
クラシックやプログレのような難解な音楽とロックやポップスなどの明快な音楽の中間みたいな感じですかね。
storiaも実際はそんなに難しい曲ではないんですが、なぜか覚えられないというか、私も覚えるのに結構時間がかかりました。
その時間が短い人が「才能がある」という事なんですかね(苦笑)。

ポップス寄りの曲なら、未来とか胸の行方とかI have a dreamとかですかね。
未来は曲調も明るくて歌詞も前向きで、「こういう曲を聴いてれば少しはポジティブになれるかな」という感じで、4分の6と4分の4でできている変拍子ですけど、分子が奇数ではないので、そんなに判りづらくはないと思います。

クラシック寄りの曲はlacrimosa(涙という意味かな?)とかconsolationとかKyrie(lordで神みたいな意味)みたいな曲ですかね。

民謡風の曲ならstoriaの他には光の旋律とかmoonfestaですよね。
ツイッターで「storiaと光の旋律が良い」みたいな事を言ったら「ですよねー」と言ってましたが、梶浦さんも「10年に一度の名曲」と自画自賛していたので、安心しました。
moonfestaは「NHKのみんなのうたみたいだな」と思っていたら、偶然番組表で見て、「ホントにみんなのうただった」と思って(苦笑)。
他のミュージシャンが「みんなのうたからオファーが来て」と言っていたので、そういうソングライティングをしたのかも知れませんね。

テンポの速い曲ならto the beginningとか音楽とかheavenly blueとかsprinterとかadoreとかone lightとかfantasiaとかobliviousとかですが、最初の2曲は「Keikoをフィーチャーするとこうなる」って感じですかね。
メロディはだいたいWakanaとHikaruが入れ替わりみたいな感じで交互に担当している感じで、光の旋律では中間部のフルートの後にユニゾンで唱う所が気持ちいいです。
Hikaruの声はfantasiaみたいなポップスっぽい曲に向いてますよね。

静かな曲なら、ひかりふるとか輝く夜の静寂にはとかARIAとかseventh heavenとかsymphoniaとかで、こういう曲も良いですよね。

実はEdenとかアレルヤとか傷痕とか五月の魔法みたいな曲がKalafina的で、こういう曲も好きです。
fairytale(妖精の話ではなくておとぎ話と訳すのかな?)も良い曲だと思います。

梶浦さんが「ハチロク音楽を極めようと思います」と言ってましたが、8月6日生まれで、Kalafinaでは8分の6拍子の曲が多いです。

サガの企画ですけど、ミンサガの山崎まさよしみたいに主題歌を付けるなら、「テレパシーのヤツはstoria、楽園のヤツはEden、継承のヤツはto the beginningにしたいな」と思ってて、SaGa SCARLET GRACEの緋色の野望の方ではクラシックの歌手だったので、それよりもうちょっと親しみやすいのが良くてですね。
その前にボツになるどころか、ほとんど何もできずに人生を終えそうな気がしますがね…私もわらにもすがる思いで「ロリお母さん」に甘えたくもなりますよ。

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