Romancing Note

あと何回桜見られるか。

サッカーコラム

今年はサッカーのワールドカップイヤーですね。
オリンピックと同格に近いスポーツイベントと言われています。

今ある人気スポーツは、ほとんどイギリスとアメリカが発祥なんですよね。
日本では貴族のたしなみで蹴鞠というリフティングのような遊びがありましたが、タイにもセパタクロという競技がありますよね。

子供の頃に公園でサッカーをヤっていたら、アフリカ系の若い男に英語で話しかけられて、「俺の国では『フットボール』って言ってる、『サッカー』って言ったら違う意味になる」みたいなことを教えられて、そのあと少しフットボールで一緒に遊んだ記憶があります。

他にも、小学校の時のクラブに臨時コーチで来ていたお兄さんの言葉で印象に残っているのが、「倒れるなら前に倒れろ」というものです(笑)。

私もプロではないので、相変わらず技術的なこと抜きで少し語らせていただきます。

昔は「トータルフットボール」と言って、「全員攻撃全員守備」ということらしいのですが、4ー3ー3というフォーメーションで、両翼がサイドを使ってクロス(センタリング)を上げるような戦術だったんですかね。

90年代辺りに、イタリアのACミランの監督が守備で「プレッシング」という戦法を編み出して、「ボランチ」というポジションを作って、これは守備的ミッドフィルダーつまりディフェンシブハーフということですが、それで勝ちまくったんですかね。
一時期日本でも「セリエAダイジェスト」という番組もヤってて、それでも他のチームもその戦術を取り入れたら、全体のレベルが上がったりしましてね。

日本ではトルシエ監督が「フラット3」と言って、これは、ディフェンスラインを高くして、中盤でプレッシャーをかけて、たまらずパスを出したところでオフサイドトラップという戦術で、ツートップでトップ下というポジションを作って、3ー5ー2という陣形が流行った時期もありました。
日本は日韓ワールドカップの時にこれで予選リーグを突破したんですよね。

しかし、これもサイドを使って崩されたりして、またサイドバックを置くようになって、4ー5ー1みたいな陣形に変わって、お気付きの通りフォワードの数がどんどん減っていって、不思議なことに、それでも点は取れるんですよね。
南アフリカワールドカップの時でしたっけ、岡ちゃんが「ゼロトップ」みたいなことを言い出して、この時も予選リーグを通過しましたよね。

今はまた3トップが流行なんでしょうか?

世界的視野で見ると、地域によってサッカーの特色が違うんですよね。
ヨーロッパは組織、南米は個人技、アフリカは身体能力といった感じですかね。
イギリスの著名な選手が「サッカーはドイツが勝つゲーム」という言葉を残していますが、他にも、イタリアはカテナチオという守備的サッカーで、スペインはスペクタクルサッカーなんでしょうか。
アジアは基本的に引いて守るカウンターサッカーで、「ボールを持たされる」と言って、日本はこれに攻めあぐねるパターンが多いんでしょうか?

日本のサッカーは、「確かに上手い選手もいるし、運動量も豊富だが、決定力不足」と言われていて、つまりポイントゲッター(点取り屋)がいないのが弱点なんですかね。
「向こうの選手そんなに上手くないですよ、なぜか試合になると全部決めるんですよ」みたいな話を聞いて、「日本人メンタル弱すぎですよ」なんて話も聞きました。
友人が「小型犬が大型犬に立ち向かってるようなもんなんだって」と言ってました(苦笑)。

もっと言うと、「日本人はサッカーより野球に向いてますよ」という話もあって、確かに、「スポーツで一番難しいのは野球の打撃」という言葉があるように、技術的には野球の方が高いものを求められるかもしれませんが、野球は「ひたすら投げ込んで、ひたすら振り込んで、ひたすらノックを受けて」みたいにヤることが決まっているので、「サッカーIQ」と言われるように、日本人は自由な発想で敵陣を崩していくような考え方が苦手なんでしょうか?

少年サッカーのコーチングの話で、「そのコーチの方は神のような人で」とか「優れたコーチは優れた教育者でもあった」というようなことを聞いて、「子供の頃はとにかくボールに触れて、遊びの中で学んでいくことが大事」と。
「『スペインのサッカーが良い』とか言って、日本人の小学生にあんなことできるわけないじゃないですか」と言って、「勝ち方しか教えないで、それが実行できないと怒鳴り散らす、そうするとどうなるかというと、子供が萎縮して自分でモノを考えられなくなるんですよ」ということで、私は「冷徹に入試の受かり方しか教えない塾みたいなもんです」と言っています。

私も「北欧のロックが良い」とか「日本のゲーム(将棋含む)が良い」とか言ってますけどね(苦笑)。

本場のヨーロッパでは、「EURO大会はワールドカップを優勝するより難しい」と言われたりしますが、「日本人は練習しすぎ」と言われて、向こうでは「週2、3日くらい練習して、他の勉強しながら、日曜日に教会に集まって、そのあと皆でサッカーする感じ」と聞きました。

プロになるような人の練習はどうなのか知りませんが、他の競技の勉強というのは、「バスケとかバドミントンとか、野球のキャッチボールも良いですね」と言って、なぜかというと、「平面が立体的になって、空間認知力が鍛えられる」ということだそうです。

そうなると向こうも国技的な感じだと思うので、こちらの「外国人横綱」の感覚になり、サッカーはもはや地球規模の競技とはいえ、当然相手方の文化にも敬意を払うべきかもしれません。

誤解を恐れずに言うと、日本は昔はサッカーとかラグビーは大学とか社会人とかで、比較的頭のいい人がヤっていたイメージがあって、野球と相撲は古くからプロがあったので、それでも「昔の野球界は学歴社会だったが、今は身体能力の高い選手を採っているので」と聞いて、サッカーもJリーグというプロリーグができて、実際そのあとワールドカップにも出場できるようになって、「サッカーは技術的に劣っていても、頭を使えばそこそこまではイケるんです」とも聞きましたよ。

Jリーグは「おらが町のチームを応援しよう」という地域密着の100年構想で始まったんですか、これも子供の頃に友人が「セルジオ越後って新潟のサッカーチームかと思った」というジョークを言って、「ウマイねぇ」なんて言ってました。

余談を書くと、サッカーのワールドカップの常連国には私の好みの良いメタルバンドがいるんですよね。
大学の卒論にしようかと思ったくらいなんですけど、「個人技と同時に組織的規律(チームワーク)も求められる」ということでしょうかね。

こういうのも私なりのエールなんですけどね。

ちなみに日本は女子はワールドカップ優勝してます。

以上、セルジオ下総でした。

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プロレスを語る

「良くも悪くも90年代のプロレスはこいつとともにあった」

私が幼少期に没頭していたプロレスについて語ろうと思います。

高校の時に柔道部に所属して、同期に「プロレスが好きで入部したクチ?」とか聞かれて、確かにそういうのもありました。
先輩にも「今日全女が武道館だけど、行く?」とか誘われたこともありますよ。
太宰治も「森鴎外も柔道をヤっていて、ケンカになった時に相手を組み伏せたというではないか」みたいなことを書き残しています。
今思えば「素直に野球部に入っておけばよかったかな」というのはあるんですけど、初段(黒帯)にはなれたので、「趙雲の悪い所はドカベン」って感じですかね。
横山光輝三国志の趙雲と、「気は優しくて力持ち」のドカベンの山田太郎(元柔道部の捕手)が似ているって話ですよ。

実は最近は全然観ていなくて、たまに長州さんとか武藤さんとか蝶野さんとかがテレビに出てるのを見て、「可愛いおじいちゃんになりましたね」とか「夭逝された方もいるが、お元気そうで何より」とか思いながら。

日本のプロレス史の大まかな流れを書くと、まず、力道山が日本プロレスを立ち上げて、空手チョップで一世を風靡したんですかね。
力道山先生は相撲の人なんですけどね(苦笑)。

そこに入団した、プロ野球の巨人軍出身のジャイアント馬場と日系ブラジル人系のアントニオ猪木が「BI砲」といって人気を博しましたが、ジャイアント馬場がコブラツイストという技を自分の物にして、猪木さんが「これでは俺が埋もれてダメになる」みたいに言って卍固めを発明して、現テレビ朝日と放映契約を結んで新日本プロレスリングを設立、その後にジャイアント馬場が全日本プロレスを日本テレビと放映契約を結んで後追いで設立し、日本プロレスが終焉するんでしたっけ?

つまり、現存する最古の団体は新日本プロレスリングということです。

新日本プロレスは、「ストロングスタイル」を標榜して、モハメド・アリとの死闘が有名ですが、異種格闘技戦などをヤって、その流れでUWFという「ガチを売りにしたプロレス」に分化して、それが総合格闘技ブームに繋がります。

新日本は「覇道」と言われ、全日本は「王道」と言われます。

全日本にいた大仁田厚という男が、自ら「邪道」と言いながらFMWを設立して、これは「ノーロープ有刺鉄線電流爆破」みたいなデスマッチ路線なんですけど、特に長州力さんと相性が悪くて、長州さんとかその弟子の国会議員の馳浩さんはアマチュアレスリングのオリンピック代表だったりしたんですか?

大仁田さんは最初『キン肉マン』の世界観を再現しようとしたみたいですけど。

善玉のことを「ベビーフェイス」、悪玉のことを「ヒール」と言います。

UWFは「U系」と言われて、チョップとかスープレックス(投げ技)ではなく、キックとかサブミッション(極め技、つまり関節技)が中心のプロレスです。

UWFは、藤原組長(ハンマースルーつまりロープに振られるのを拒否していた)や前田日明や高田延彦や初代タイガーマスクが、「プロレスは八百長だ!」と言い放って立ち上げた団体です。
今挙げた4人がそれぞれの団体に分化して、特にUWFインターは、10.9東京ドームで新日本との対抗戦で、「プロレスらしい技」である四の字固めで武藤敬司に負けたりして、その残党を集めてPRIDEという総合格闘技イベントが勃興、その流れで総合格闘技ブームに繋がるワケです。

真剣勝負のことを「ガチンコ」とか「セメント」とか言うんですけど、団体内には「道場破り対策要員」みたいな本当に強いヤツが1人はいるという都市伝説みたいなものがありました。

格闘技界隈では、「張り手や頭突きで耐性があって、股割も出来て柔らかく、何よりあの体型だと何をヤっても効かない」という「相撲最強説」というのがまことしやかにささやかれていたんですけど、結局ボブ・サップみたいなアメフト出身の大男が出てきて、「単純に殴り合って強いだけなら格闘技の技術なんて関係無いんだ」みたいになって、プロレス・格闘技ファンは興醒めみたいになりかけた時期もありました。
私は週刊プロレスの編集長のターザン山本という人の『プロレスファンよ感情武装せよ!』という本を買って、今も棚にしまってあります。

よく考えたら、プロレスはヘビー級とジュニア級の2階級制ですが、柔道やレスリングやボクシングはもっと細かく階級が別れてますし、相撲は無差別級なんですよね。

スーパーストロングマシンの平田さんが「しょっぱい試合ですいません!」と言っていたのを部活仲間で真似してたんですが、「しょっぱい」というのは、相撲の隠語から来てるんですか、「不甲斐ない」みたいな感じの意味ですかね。

日本のプロレス雑誌は、週刊プロレスと週刊ゴングというのがあって、私は週プロ派だったんですけど、「マッハ、ビューティー、クラッシュ、対抗戦と、4回も当ててる」とかいう全日本女子プロレスや、そのFMWなどのインディー系を新日本や全日本のメジャー団体と同列に扱っていたら、新日本が週プロを取材拒否にしてしまって、私はそれ以降自然消滅的に離れてしまいました…(苦笑)。

アメリカンプロレスはもっとショーに特化していて、WWE(World Wrestling Entertainment)はWWF(Federation)から改名する時に「シナリオがある」と公言して、「Don't try this」と言いながら、PPV(ペイパービュー)方式で、テレビ視聴を主体にした経営方針なんでしょうか。

WWEは、選手を「スーパースター」と言い、クリス・ベノワは「ワイルドペガサス」という名前で獣神サンダーライガーとかと新日本でちゃんこ番をヤったりして同じ釜の飯を食って、メキシコからの不法移民キャラのエディー・ゲレロも同様で、メタラーのクリス・ジェリコもライオンハートという名前で天龍源一郎が中心のWARという団体に来ていたり、ハリウッドスタープレスのロブ・ヴァン・ダムも全日本に来ていました。
武藤敬司もチャンピオン時代にストーン・コールドスティーブ・オースチンに後楽園ホールでのタイトル戦で勝ったのをテレビで観ました。
実は、ギロチンドロップのハルク・ホーガンも、猪木さんと初代IWGP決定戦で、アックスボンバーで猪木さんが舌出して失神して、その後アメリカに逆輸入の形になったんですかね。

ロックバンドでは、クイーンやボン・ジョヴィのように日本で火が着いて世界的になったケースもありますか。

アメリカのメジャー団体でメインイベントを張った日本人は、ジャイアント馬場とキラー・カーンとグレート・ムタ(武藤敬司)の3人だと聞いたことがあります。
野球の野茂やイチローや大谷みたいに、実力だけで認められるみたいな世界ではない面もあるので、これはこれで凄いことだと思っているんですが。
ピープルズエルボーのロック様が映画俳優に転身したように、ハリウッド映画で日本人の俳優が主演をしたら、それもそれでスゴいことですよね、つまりそういうことに近いかと。

「実力だけ」と言うと語弊がありますが、中国の三国志の故事で「呉下阿蒙」というのがあって、これは、呉の呂蒙という武将が、若い時に武芸を追求していた所、「見込みがある」というので学問を勧められて、大人になって勉強するようになって、立派な武将になったという話です。

メキシコの「マスクをかぶって飛び技」であるルチャスタイルのウルティモ・ドラゴンという人が、「猪木さんはスゴいですよ!人生で3回ガチヤったんですよ!」と言ったらしいです。
他に笑ってしまったのが、将軍KYワカマツの「猪木を倒すには3分といらない、5分で十分だ」というヤツです。
あと、神取忍さんの「女子プロレス界最強の男」とか。

最後に、これもネット掲示板で見て吹いた投稿です。
「三沢さんを超えるビルダーっているの!?」

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野球コラム

スポーツの中でも野球とサッカーはちょっとだけ詳しいんですけど、イチローの引退試合をちょっと見て、これも技術論抜きで書こうと思いました。
私はスポーツの中では野球が一番得意で、「技術的には才能がある方かな」と自分で思ってはいるのですが、先述の通り身体能力が弱いので、根性という点でもどうかと思っていて、アスリートには不可欠な筋トレや走り込みなどの基礎トレーニングが嫌で、部活には入りませんでした。
友人とバッティングセンターに行った時に「球を棒で打つなんて曲芸みたいだけど」と言ったんですけど、れっきとしたスポーツではありますよね。

何か一つの事をやって結果を残した人の言う事には重みがあるのは事実だと思っていて、イチローの引退会見を少し見て感じ入った事もいくつか挙げますね。
まず、「様々な記録を残した事については、小さな事」と言ってのけた事ですが、「この世界に入ったからには記録を破るというのも目標としてはあるけど、自分の記録もいずれ抜かれるでしょう」と続けて、私自身も記録が残るような何かをやり遂げたとは思っていませんが、今の時代を生きた者として、私の作品も先人から全く影響を受けていないという事は無いので、「遺産とは言わなくても一つの墓標くらいになればいいかな」と思っていて、なるほどと思わされた事でもあります。
大きな怪我が無くここまで来たのもすごい事だと思いますが、「野球が好きなのは間違いない」と言って、「子供たちに何か一言」という質問には「野球じゃなくてもいいけど、何か熱中できる物に出会ってほしい。やりたい事が見つからない場合は色んな事をやっても良いと思う」と。
これは私も同感で、「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますし、一つの事を続けていく上でこれは重要だと思います。
「やりたくない仕事には就きたくない」と思っても、「金のため」とか「生活のため」とかありますが、私は「社会制度云々より、単純に、国民全員を学校に入れるのと職業選択の自由があるので発展しているのではないか」と思ったりするんですが、その学校教育も、画一的に個性をつぶして一つのモデルにはめる教育より、広く浅くでもいいから一般教養を身に付けて色んな生き方を差別とか偏見無しに認めてあげられるようにするのも務めだと書きながら考えてしまいました。
身分制度があると、野球なら野球の才能があっても親の跡を継いで農民をやらないといけないとか、支配階層は支配階層で「戦で何人斬った」みたいなのが政治をやったりするような事が文化の発展の妨げになるような事もあるとも思いますし、しかし、レールが敷いてある人生というのも強ち悪くもないとも思いますけどね。
しかし、褒められた生き方ではない生き方もあるのは事実ですよね。
あと、「楽しく野球をやっていたのは一軍と二軍を行き来してた頃で、レギュラー定着してからは楽しめなくなって、ヤンキースに移籍した頃からはファンやお客さんが喜ぶのはどうしたらいいかと考えるようになって、これから草野球をやるにしても、そういう経験があったからこそ楽しめるんじゃないかと思います」みたいな事も言っていました。
私も、勝ち負けのある将棋はともかく特に音楽などに対しては「自分が楽しむより見てくれる人が何を感じるかが重要」みたいな思想なので、それでも「こうすれば売れるんじゃないか」みたいな事は思っていませんよ(笑)。

イチローとの一番の思い出は、2009年のWBCの決勝ですかね。
9回表の攻撃でしたかね、川崎ムネリンに「センター方向意識してイチローに回そう」とテレパシー飛ばしたらホントにそうなって、イチローに回って「判ってると思うけど、どんな球が来るかはわからないけどセンター方向意識して確実に一点取ろう。お前ならできる!」と、これもテレパシーを飛ばしたらホントにそうなって決勝打を打ってくれたんですけど、こういうのをスモールベースボールと言うんですかね。
私が「怒りの日」と言ってブチ切れた時もテレビでWBCがついてて、衣笠氏が「怖いですねー、過去の事はもういいんじゃないですかねー」と言って、大魔神佐々木氏が「俺にはよくわかんねっす」と言ってたんですが、まあそういう事ですよね(苦笑)。

イチローは「二割二分で良いなら40本打てる」と言ったそうですが、試合では自分が塁に出て強打者に繋ぐ仕事を徹底して、あの最多安打記録を打ち立てたんですけど、彼は道具も大切に扱ってて、その辺も見習うべき所ではあるかな、と。
ストレッチも入念にやっていて、これは私の経験ですけど、高校の時に柔道部で才能はアレだったんですけど股割りができた奴がいて、「やるべき事はやってるな」と思って、才能というのはその先の話ですかね。

アメリカの四大スポーツは野球とアメフトとバスケとアイスホッケーなんですけど、サッカーは入っていません。
それでもMLS(メジャーリーグサッカー)と言うんでしたっけ、CSで一試合観ましたけど、その時はシカゴファイア対サンノゼアースクエイクスで「火事対地震か」とか言いながら、両チームともPKセーブしたりして5-4というスコアだったと記憶していますが、この大味な展開もアメリカっぽいというか何と言うか。
「野球は8-7が一番面白い」と言われたりしますが、サッカーみたいな時間を区切ってやる競技は得点シーンが沢山あった方が面白いかも知れませんね。
アメリカのスポーツは「そんな事にまでスタッツがあるの?」というのが多いですよね。

それで、NFL(アメフト)はサラリーキャップと言って「チームの総年俸が全チーム一緒」という制度で、新人発掘システムもくじ引きのドラフト制ではなく、下位チームから指名していくウェーバー制なんですけど、確かにこれなら全チームに優勝を目指せるチャンスがあるかも知れませんね。
それでも「年俸は低くてもいいからこのチームで優勝したい」という大物選手もいて、引退しても年金制度があったりするようなので、これも一つのやり方かも知れません。
あるチームは、オーナー(株主?)が一般市民の共同出資で参加できたりしていて、成績が長い間低迷した時はチームが訴えられたりするという話も聞きまして、「なんかアメリカっぽいなー」と(笑)。

日本のプロ野球は、近鉄が撤退する時に「10チームに減らして1リーグ制にする」という案もあったそうで、ホリエモンが買収を名乗り出て結局楽天に所有権が渡って、「ライブドアはアダルトサイトがあった」とか批判されて、私は「スポーツ報知だって風俗欄はあるし日テレだって11PMとか」と思って、まあ何とも言えませんね。
京都奈良の修学旅行に行った時に「巨人ファン?」と聞かれて、当時は東京に住んでいたのでうなずいたら「関西に来て巨人ファンって言ったらダメだよ」と言われて、アンチ巨人な人も多いかも知れませんが、「職業野球」と言ってプロ野球を作ったのは読売ですよね(苦笑)。
「公益法人みたいな所が球団を持つべきだ」というので始まったみたいですが、確かに西武とか阪神とか阪急とか近鉄とか南海とか西鉄とか鉄道会社が多かったりしますよね。
高校野球は朝日です。

でこの1リーグ制ですけど、野球は試合数が多いので、夏のオールスター戦の頃にはほとんどが消化試合になるんじゃないかと思います。
「勝ちたいチームが補強をすればいいのかも知れないけど、そうでなきゃサッカーみたいに2部リーグを作って入れ替え方式にしないと」と思って、他にも「日ハムと楽天とロッテと巨人の東地区、ヤクルトと西武と横浜と中日の中地区、阪神とオリックスと広島とソフトバンクの西地区に分けて、各一位とワイルドカードで日本シリーズをやるとか、クライマックスシリーズよりはマシじゃん?」と。
ワイルドカードというのは、二位の中で一番成績が良かったチームの事です。
自分がコミッショナーだったらこういう提案もしてみたいな、と。
日本はこういう事には保守的で、何を言っても退けられるかも知れませんがね。

打率に関して思う所があって、3打数1安打で.333(三割三分三厘)で、4打数1安打で.250なんですけど、100打席立ったら、前者は33安打、後者は25安打で、「そんなに違わないじゃないか」と思う所ですが、シーズン通して考えると、単純計算で塁に出ない試合が8試合分違うので、これは大きいです。
仮に5打数無安打で5タコしてしまうと、次の試合で5打数3安打しないと、10分の3で打率3割は維持できない事になります。
逆に言えば、そんな固め打ちするよりは、毎試合塁に出た方がチームバッティングとして評価できるとも言えそうです。
さらに言うと、「猛打賞獲ったら向こう2日3日は打てないって事だよね」という事なので、「じゃあ猛打賞したら2試合休ませればいいんじゃないの?」という冗談を言ってるんですけど、そういう事ではないかも知れません(笑)。

ピッチャーの防御率は、一試合フルイニング投げて何点取られるかという数字なので、防御率が1点台の先発ピッチャーなら、2点か3点取れれば勝てるという寸法です。
しかし安全面から先発も100球が目安になっているみたいですけどね。
「打線は水物」と言われますが、「試合を作る」と言うそうですが、守備も重要かも知れませんよ。

あと、日本の野球を『月下の棋士』のキャラクターに当てはめるなら、大原がノムさんで、刈田が王と長嶋で、森が仰木で、滝川が野茂とイチローで、氷室が私の一個下の松坂世代で、佐伯が大谷で、とか考えてるんですが、ネットで「あの漫画今思えば大原が最強だった気がする」というのを見て、それ以上の解説はしません(苦笑)。
気になった方は読んでみてください。

パワプロもやらなくなっちゃったんですけどね、マイライフでリアルにドラフト5位でロッテに入って、二軍でアベレージヒッター身に付けて一軍に上がって首位打者連発して優勝を重ねて女子アナと結婚して、FAで巨人に行ったら周りがベテランばっかりでパラメータも落ちまくってて、って所でやめましたよ。
当時はバレンタイン監督で、小宮山氏が「GMに対極の人がいましたので」と言っていましたが、管理野球の広岡氏の事でしょうか?

まあそんな感じでプロ野球観戦の際の一つの見方の提案として書いてみました。
こうビール片手にウダウダ言うのも野球文化の一つなんじゃないかと思いましてね。

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「日付以外全部誤報」って言われてるんですから

タイトルについてですけど、私は浅草キッドがテレビでこう言ってファンになって、他にも「東スポ、聖教、赤旗の三大紙」とか。
東スポは「ケネディ暗殺の翌日の一面が力道山だった」らしいです。

新聞も大版の「愚民を啓蒙する」一般的なものから、「誰と誰が付き合ってる」とかのスキャンダルを扱うタブロイド版ってのもあるんですけど、タブロイド紙は大衆紙とも言われて、ハッキリ言いますと、信じたほうがバカとでも言いたいのか、嘘八百が多いみたいです。
盗撮、ストーカー、詐欺の三拍子?
ひょっとしたら扇動?
嘘のスキャンダルで人生を狂わされた人もいるみたいですよ。
古代ギリシャの民主政時代は「デマゴーグ」と呼ばれて「衆愚政治」とか。
中には本当の事も書いてあるみたいですけどね。
これは週刊誌も同様で、特に写真週刊誌などは見出しだけで勝負していると言えるでしょう。
私も子供の頃から「何でお前らがそんな事知ってんだ」と思ってましたけどね。
まあこれも娯楽の一つなんでしょうか?
「趣味は悪口」ってタレントもいますけど、ゴシップは本来「悪口」って意味なんですか?
しかしこういう所から潰したら「言論弾圧」になるんですかね。
ショーペンハウアーは「ジャーナリストというのは本来『金のために文章を書く者』という意味」と言っています。
大衆のやっかみや願望などを代弁している面もあるかも知れないので、時代を映す鏡ではあるかも知れません。

学校の教科書のような物でも間違いや嘘はありますので、自分で考える癖を身に付けた方が良いかも知れませんよ。

そもそも、誤報というより、ネットのフェイクニュース由来だったり、ただガセネタつかまされてマスコミ自体が踊らされてる可能性すら考えますが、過激な物言いとういうか「悪口書かないと売れない」みたいな話も聞きまして、それでも「さすがにねつ造はあかんわー(せいじ風に)」って感じではありますよね。

こんな事を書くと圧力をかけられて潰されるかも知れませんが、せっかく注目されてるんだったら言っておかなければならない事もあるかな、と。
いくら何でも物理的な戦力には敵わないので。
これも独り言なので、「自分の頭の中が伝わってたらどういう事になるのか」というのを考えるきっかけを掴んで頂きたく思いまして。

本題に移ります。

オリンピックは古代ギリシャにルーツを持っていて、オリンポスの神々に捧げる平和の祭典だったんですけど、フランスの貴族が現在から遠くない時代に近代オリンピックとして再開させました。
近代オリンピックも「参加する事に意義がある」と言われてアマチュアスポーツの祭典だったんですけど、近年はプロも参加できるようになって、開催費用も膨らんできた事から、スポンサーを募って商業的な色合いが濃くなっている事を指摘されたりしています。
平和の祭典なのに国がボイコットしたり組織的にドーピングしたりと、確かにオリンピックの開催意義を問われても仕方ない感じではありますけどね。
いわゆるスポーツマンシップと言うとどういった事をイメージするでしょうか。

しかしスポーツというのはアートと違って勝ち負けがある以上勝ちを目指さなければなりません。
私は勝負根性という点では劣っているので、勝負事には向いてないかも知れません。
運動神経はそれほど悪くないと思うんですが、身体能力が余りにも弱いので、「ただ好きでやってる」という感じです。
「勝ちたい」とか「負けたくない」とか、負けず嫌いというのもこういうものをやる上では必要条件かも知れません。
「負けて悔しくならなかったら終わり」というような言葉も脳裏に焼き付いてます。

例えばアートだと、幼稚園児が書いたグチャグチャの絵でも、親にしてみれば似顔絵を描いてくれた時には取っておきたくなるでしょうし、価値というのはその人にとって違ってくるので実力はスポーツほど問われないかも知れません。
私の曲も、私の事を好きだと思ってくれている人にとっては、本当に才能のある人たちの曲より大切に思ってくれているかも知れませんし、まあそういう事ですよね。

ただ、スポーツというのは勝ち負けがある以上結果というのは重要で、私の好きな将棋でもそうですけど、プレイスタイルなどでファンがついたり、特にプロスポーツでは人気というのも一つの選手を測る尺度としては重要なファクターになってきます。
観る方もやる方も別に見た目から入ってもいいと思いますけど、スポーツでも、こうした、ド素人の人とか誰からも好かれるような人間性を養うというのも忘れてはいけないかも知れませんよ。

私はプロでもないですし、ほとんど見られている事を意識はしませんけど、それでも直した方が良い所もあるのはありますよね。
意識して性格が矯正できるなら世話ないですが(笑)。
人気と実力を兼ね備えるというのが理想ではありますよね。

ワイドショーならともかくお堅いニュースなどでは芸能の情報はやらないですけど、スポーツニュースはありますよね。
これも子供の頃から「何でだろう」と思ってましたが、「例えばジャニーズやAKBがプロ野球と同じようにドームで140回コンサートをやったらあんなに客が入るのか」というのは本質的な議論で、囲碁や将棋なんかは客を入れてやるワケじゃないですけど、毎回結果が違うというのも報じるに値する代物なのかも知れません。
私は幼少期はその中間のプロレスにハマってましたけどね。

とにかくこの「メディアに取り上げられる」というのはスポーツのみならず重要で、例えば自分に合った良い音楽でも知る事が叶わなければ出会う事も無いワケであって。
ツイッターで「舞台はテレビに出られない人がやってるんですか?」というツイートを見ましたけど、実力を測る方のセンスというのも問われますよね。
情報番組でアナウンサーが「テレビに出るというのはすごいんです」と言ってましたけど、メディアというのも視聴率とか売り上げをある程度達成できなければ成り立たないのも事実でしょうし、誰に向けて作っているのか知りませんが、まあそういう事ですよね。
「芸術のための芸術」という言葉を見たんですけど、情報の取り扱いも十分気を付けてもらいたいものですな。

余談ですが、オリンピックは国家プロジェクトでもあるので、「国威発揚」と揶揄されることもあるものの、「開催日までに新幹線の開通を間に合わせよう」とか、ただの国際スポーツイベントではなくて、経済効果みたいなものも付随してくる意味もありますよ。

最悪に機嫌が悪い中で書きましたが、読んでおられる方の暇潰しくらいにはなりましたか?

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