Romancing Note

あと何回桜見られるか。

ルナティックドーン

『ルナティックドーン』は、『A列車で行こう』で有名なArtdinkが開発したフリーシナリオRPGです。

私の青春時代に「LUNA SEA」というバンドがありましたが、これは「月の海」というような意味だと聞いて、裏の意味で「Lunacy」が「狂気の」という意味であるんでしょうか。

『Lunatic Dawn』は、「狂った夜明け」という意味ですかね。
私は「月の夜明け」という意味だと思い込んでました(苦笑)。

私がこのゲームを知ったのは、高校時代に部活の先輩に教えられて、「ドラクエみたいに、経験値はともかく、モンスターを倒してカネが手に入るのはおかしいんだよ、その事実をこのゲームがヤってる」みたいに紹介されたのがきっかけです。
依頼などを達成したらカネが手に入るようになるのは、他にはロマサガがそうですかね。

その先輩もシステムエンジニアになって、ウチの高校では、他にも大学に行かずにゲーム会社に入った人もいるみたいで。

私がプレイしたのは、大学に入ってからで、パソコンを買わせてもらって、ファイナルファンタジー9をクリアした後に『ルナティックドーン前途への道標』を購入して、一人暮らししている間に、メタルCDを聴きながら寂しくヤってました。

ゲーム自体は、「それこそスクエニの技術があればもっと面白く見せられるかな」という感じで、特に私が面白いと思ったのは、世界観設定です。

関数表というか座標軸というか、「縦軸の上が秩序で下が混沌、横軸の左が善で右が悪」となっていて、ワールドマップもその平面通りになっています。

地図の左上がヨーロッパ風、左下が日本風、右上が中東風、右下が中国風といった感じでしょうか。

私は最初ランスロットという名前で西洋の騎士を作成して始めたんですが、善行の依頼をこなしていったら、突然思想が悪で混沌のくのいち(女忍者)に暗殺されそうになったりして、思想の違う地域に行くとそれだけで危険な感じになります。
しかし、つまりは逆もありうるということですか。

「悪い国扱いされて心外だ」と思われる方もいるかもしれませんが、あくまで「っぽい」ってことですので。
実際、プレイヤーの行動次第で世界が変化していきます。

私は最後まではプレイできずに挫折したんですが、最後までプレイすると相当骨が折れるらしいです。

デスメタルバンドのアルバムで『Natural Born Chaos』というのがあって、今も棚にしまってあるんですが、「良い混沌と悪い混沌がある」ということでしょうか。
秩序も行き過ぎると悪くなるかもしれませんな。

「Lunatic Asylum」は「精神病院」という意味で、私も精神科に通わされて、狂気ですかね…。
痛みに負けルナ?

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ロック概説

ロック音楽を大雑把に概観してみようという試みです。

ポピュラーミュージックって「大衆音楽」という意味なんですけど、ロックはロックで大衆音楽でもあるんじゃないかと思っていて、音楽評論家の方は「ヘビーメタルは労働者階級の娯楽だと思うんだよね」と言っていました。
たまに、イキって「テレビには出ない」とか「俺達はポップではない」とか言うロッカーもいますけどね。

まず、ロック史的になりますが、イギリスのビートルズとローリングストーンズが対になるんでしょうか。
一方でハードロック系のディープパープルがあって、アメリカではエルヴィス・プレスリー等の所謂ロックンロールというのもあって、基本、今挙げた方々が大きな流れを作るんですかね。

イギリスのセックスピストルズというバンドが「God save the queen」を皮肉でカバーしたりして、これがパンクの流れを作るんですが、技術的にも問題があったため、当然支持されるとともに批判の対象にもなって、ポップロック系のクイーンが『世界に捧ぐ』と言って「We will rock you」とか「We are the champions, my friend」と包摂して、同時期にプログレ系のELPというバンドも出てきます。
後者の2つのバンドは、割と音楽がしっかりしている感じで、前者はスリーコードパンクと言って、これは「コードなんて3つあればいい」ということらしいです。

その後ジューダスプリーストやアイアンメイデン等のニューウェーブオブブリティッシュヘビーメタル(NWOBHM)という流れが出てきて、一方、プログレも、イエスなどの純然たるプログレとメタル系のプログレに分かれたりして、リッチー・ブラックモアのレインボー系の流れでイングヴェイ・マルムスティーンのネオクラシカルハードロック(様式美メタル)や、KISSのようなギミックバンド(と言ったら失礼に当たるかな)や、デヴィッド・ボウイのようなグラムロックも出てきます。

その流れに反抗する形でニルヴァーナ等のグランジやオルタナティブというジャンルもあるんですけど、他にもファンクやハードコアのようなジャンルもあります。

ヘビーメタルはさらに細かく細分化されるんですけど、正統派、ネオクラ、プログレ、メロスピ、シンフォの他にも、デス、ブラック、ゴシック等、様々なジャンルがあります。

日本では、X JAPANに端を発したV系ロック(ビジュアル系ロック)があって、他国でも産業ロックと言うのか、ハードポップみたいなポップスを意識したロックも人気を博しました。

私もそのロック史の流れの末席に加わることができるのかは未知数ですが、何分私の体質からして、影響力という点でだけは、ということでしょうか?
一応ジャンルとしてはネオクラシカル様式美メタルの末端の方にある感じですかね…。

「一番売れているモノが一番良いモノだと勘違いするようなことがあるワケです」という鋭い指摘もありますが、コンビニで売ってる食料って別にマズくはないわけじゃないですか。
音楽だけじゃなくて、ダンスやファッションや握手会等の「添加物」を加えて総合力で勝負してるんだと思いますが、プロでも主婦でも、自分で料理をするようなグルメ好きは、「一番美味いモノは何か」と聞かれたら「カップラーメン」って答える人はいませんよね。
行列ができるラーメン屋さんや、ミシュランで星を獲得したような店や、知る人ぞ知る名店等もあるってことです。
もちろん、中には「(味付けが)醬油だけか」(「マズい」という評判のラーメン屋に行った時の浜ちゃん風に)みたいな、醤油ラーメンといっても、お湯に麵をぶっこんで醤油垂らしただけのような店もあるかもしれません。

昔テレビでも「パンク対ヘビメタ」と言って熱い議論を戦わせる攻めた番組もあったらしいですけど、私は「パンクはガリガリのヤツが多いけど、メタルはデブが多い」と言って、昔女性が「ガリよりはデブの方がマシ」と言っていたのを覚えています(笑)。
「パンクは叫びでメタルは物語」という言葉をネットで見て、まあそうなのかもしれませんね。

私も「生き方がロックじゃない」とか色々とご批判はあるでしょうが、この記事自体がロックということで受け取っていただければと思います。

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将棋は野球、囲碁はサッカー

昔ネットでタイトルのこの言葉を見かけたんですけど、「なるほど」と思いました。

日本に住んでると、こういう対になって「どっち派?」なんて思うこともあると思います。

ゲームなら、将棋と囲碁。
スポーツなら、野球とサッカー。
アートなら、音楽と絵。

私は以上のことなら前者が得意なんです。

サッカーはオフサイドさえ覚えればヘタクソ同士でも試合にはなるんですが、野球というのは、ルールで覚えることが多かったり、四番のボーカルがヘナチョコであるか以前の話で、ピッチャーがストライクゾーンに投げられないと試合にならないんですよね。
「少年野球はノーアウト二塁から始まる」という言葉があるそうで、これは、「先頭打者がフォアボールで、盗塁成功してそこから始まる」という意味だそうです。

前者は男性が、後者は女性が好む感じだと思っていますが、それでも、女子ソフトボール選手の球をプロ野球選手が打てないなんてこともありますのでね。

格闘技なら「レスリング系とフルコンタクト系」なんて分け方もありますが、他にも、「将棋は戦術、囲碁は戦略」なんて言われたりします。

歴史学者さんの本を読んだら、「戦術の工学、戦略の政治学、兵站の経済学」と書いてありましたが、戦術というのはミクロな局地戦のことで、戦略というのはマクロな外交などで、兵站(へいたん)というのは、判りやすく言えば「兵隊さんをいかに食わせるか」ということです。
日本でこの問題を真剣に考えたのは織田信長以降だということですが、侵略するのは簡単でも、略奪してしまえばその後の統治は困難になります。

あと、対になるものなら「朝廷と幕府」というのもありますね。

これも「権力というのは人事権」と読んで、「日本国ってのは、結局征夷大将軍の任命権を持っている天皇なんだ」という皇国史観というのがあるそうで、戦後その保守系の歴史学者がパージされていくと、今度は唯物史観的な左派的な歴史観が台頭してきますが、厳密には公家と武家の他に寺家というのもあるそうで、それでも日本の宗教の根幹は多神教であることは以前にも書きました。
弁天様とか大黒様とかえべっさんとかの七福神が判りやすいですが、これだけでも神様が七人いて、外から神や仏が入ってきても、神の一つとして取り込んで、現地化していくワケです。

ただ、ルソーが「何もない」と言っているのは、日本の宗教は、他力本願やご利益で信仰しているからだと思いますが、つまり、「神に感謝」とか「今日メシが食えることに感謝」とかではないということでしょうか?
批判しているのは他にも意味があるかもしれませんが、主体性が削がれていくワケですな。
言い返すワケではありませんが、一神教は一神教で「イエスかノーか」となって排他的になる側面もあるかと思います。

『社会契約論』は、多分、一神教(キリスト教)的な「神の前の平等」という考え方で、「王が一人いて、あとは皆平等」ってことなんだと思いますよ。

ですので、私も「どちらが上か」とかではなく、得手不得手はありますが、多様な物の見方をするように心がけています。
その歴史学者さんは「源頼朝が偉いのは、彼らの言うことを聞き入れたこと」と書いていましたが、私も今後どうするべきか、思案のしどころですよね。

昔「しょうゆ顔とソース顔」なんて言ってたんですが、最近では「塩顔」というのもあるそうで、私は「野球顔とサッカー顔」と言ってるんですが、流行りませんよね…。

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ルール無用?

「法律が無くなるとどうなるか」というのを少し考えてみたので、これも書き残しておこうと思いました。

「法律が無くなるとパラダイスなんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は法律が無いというのもそれはそれで怖くて、ナゼかというのを簡潔に述べます。

例えば規制が無い世界で、私がエロ漫画とかエロ動画とか見まくってるとするじゃないですか、法律が無いからどんなジャンルも作り放題見放題かもしれませんが、そうすると、権力者が「お前性犯罪者予備軍だな!」とか言い掛かりをつけて、いつでも逮捕拘束できるということにもなります。

日本は戦前「治安維持」みたいなフワッとした名目で、マルクスを読んでいるだけで「革命反乱分子だ」みたいにレッテル貼りをされて署っぴかれたりとかしたこともあったみたいなんですよね。

つまり、法律が無いので、逆説的に時の政権が何の法的根拠も無く恣意的にいつでも任意で人々を拘束できるということです。

江戸時代では奉行所に岡っ引きされて「さあお白洲へ行くんや」となって、桜吹雪の遠山の金さんとか大岡越前とかの名裁きで事無きを得たりすることもあるかもしれませんが、ヘタすると拷問が待っているかもしれません。

憲法みたいなのを作って、権力者側を縛る方法もあるかもしれませんが、以前にも言った通り、産業界なんかではまさに弱肉強食になりかねないと思われます。
普通にならず者がのさばる世の中になることも懸念されますな。

私も世が世ならこんなこと書いてどうなるかも判らないんですけど、「今日本がこうなっているのは血と汗と涙のにじむような歴史があって」というのもその通りかと。

始皇帝が失敗したのは、儒教の徳治思想を法治主義へと急激に改革したことだとも読みました。
イエスも律法主義と選民思想を憂いて立ち上がった面もありますか。

「モーセの十戒」ではないですが、私も法律家でもないので、「人を殴ったり殺したりしてはダメ、モノを盗んではダメ、欺いて金を得てはダメ、性的暴行してはダメ」くらいの認識でしかないので、クルマの免許を持っていても、当然道交法を完璧には覚えてはいないとも思いますし、「彼は何でもできるが法を作ることはできない」と耳にタコができる感じですか。

例えばO-157という病原性大腸菌があるじゃないですか、その菌はよく報道されるので知ってるんですけど、「激しい痛みと共に出血を伴い、最悪の場合死に至る」となって、「それに効く薬はナントカで」とかは、医学という具体的な学問で、その専門家を医師とか医者とか言うワケです。

動物の体には免疫というのがあって、ちょっとしたウイルスや菌や微生物だったら免疫細胞がやっつけてくれるんですけど、今その免疫力を高める治療法が研究されたりもしているんでしょうか。
逆に、エイズというのは、HIVウイルスという免疫を機能させなくするウイルスに感染することで、このウイルスに感染しただけでは命に別状はないのですが、普通の風邪のウイルスなどに感染すると危うくなるということですよね。

従って、素人は、他の食中毒の菌や病原性ではない大腸菌や善玉菌の形や名称をワザワザ覚えておく必要も無いので、「腐敗というのも雑菌による有機物の分解であり、うがい手洗いや加熱調理というのは重要」という抽象的な考え方をある程度覚えておけばいいということになりますよね。

あと、社会主義の計画経済についてもここで少し述べておこうと思います。

人口が100人の村があったとして、そこには飲食店がパン屋さんと牛丼屋さんとラーメン屋さんがあったとします。
村人は普段パン屋さんで6枚切りの食パンを「朝ジャム、昼サンドイッチ、夜チーズトースト」という感じで1斤食べていて、贅沢で週に1回ずつ牛丼とラーメンを食べているとします。
とすると、「100人÷7日」で、牛丼屋さんとラーメン屋さんは1日に15杯分くらい作れば十分で、パン屋さんも人口が100人しかいないのに100個も200個も作る必要は無いですよね。
食パンの値段が200円で、牛丼の値段が500円で、ラーメンの値段が1000円だとすると、大体の概算ですけど、パン屋さんは1日に200×70で14000円、牛丼屋さんが500×15で7500円、ラーメン屋さんが1000×15で15000円の売上になるワケですな。

これも「何を感じるかはあなた次第」という感じですな。

私は勉強や研究や練習の名目で他のアーティストの曲をカバーして公開してはいますが、収益化は図っていないものの、「広告載っけるのはダメなの?」とも思っていて、「タダより高いモノは無い」という言葉もありますし、価格設定についてもどうなんですかね。
イチイチツッコミ所を探すのもいいですけど、あくまで概算ですので。

パン屋さんも1日に14000万円収入があれば、毎日牛丼やラーメンを食べていても問題無いようにも思いますし、経済は理屈だけでは説明がつきませんかね(苦笑)。

今後私もプロのミュージシャンと仕事をするかも判らないですけど、そうなった時はちゃんとミュージシャンやレコード会社にも報酬を払うためにお金は頂きますのでね、よろしくお願いします。

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サッカーコラム

今年はサッカーのワールドカップイヤーですね。
オリンピックと同格に近いスポーツイベントと言われています。

今ある人気スポーツは、ほとんどイギリスとアメリカが発祥なんですよね。
日本では貴族のたしなみで蹴鞠というリフティングのような遊びがありましたが、タイにもセパタクロという競技がありますよね。

子供の頃に公園でサッカーをヤっていたら、アフリカ系の若い男に英語で話しかけられて、「俺の国では『フットボール』って言ってる、『サッカー』って言ったら違う意味になる」みたいなことを教えられて、そのあと少しフットボールで一緒に遊んだ記憶があります。

他にも、小学校の時のクラブに臨時コーチで来ていたお兄さんの言葉で印象に残っているのが、「倒れるなら前に倒れろ」というものです(笑)。

私もプロではないので、相変わらず技術的なこと抜きで少し語らせていただきます。

昔は「トータルフットボール」と言って、「全員攻撃全員守備」ということらしいのですが、4ー3ー3というフォーメーションで、両翼がサイドを使ってクロス(センタリング)を上げるような戦術だったんですかね。

90年代辺りに、イタリアのACミランの監督が守備で「プレッシング」という戦法を編み出して、「ボランチ」というポジションを作って、これは守備的ミッドフィルダーつまりディフェンシブハーフということですが、それで勝ちまくったんですかね。
一時期日本でも「セリエAダイジェスト」という番組もヤってて、それでも他のチームもその戦術を取り入れたら、全体のレベルが上がったりしましてね。

日本ではトルシエ監督が「フラット3」と言って、これは、ディフェンスラインを高くして、中盤でプレッシャーをかけて、たまらずパスを出したところでオフサイドトラップという戦術で、ツートップでトップ下というポジションを作って、3ー5ー2という陣形が流行った時期もありました。
日本は日韓ワールドカップの時にこれで予選リーグを突破したんですよね。

しかし、これもサイドを使って崩されたりして、またサイドバックを置くようになって、4ー5ー1みたいな陣形に変わって、お気付きの通りフォワードの数がどんどん減っていって、不思議なことに、それでも点は取れるんですよね。
南アフリカワールドカップの時でしたっけ、岡ちゃんが「ゼロトップ」みたいなことを言い出して、この時も予選リーグを通過しましたよね。

今はまた3トップが流行なんでしょうか?

世界的視野で見ると、地域によってサッカーの特色が違うんですよね。
ヨーロッパは組織、南米は個人技、アフリカは身体能力といった感じですかね。
イギリスの著名な選手が「サッカーはドイツが勝つゲーム」という言葉を残していますが、他にも、イタリアはカテナチオという守備的サッカーで、スペインはスペクタクルサッカーなんでしょうか。
アジアは基本的に引いて守るカウンターサッカーで、「ボールを持たされる」と言って、日本はこれに攻めあぐねるパターンが多いんでしょうか?

日本のサッカーは、「確かに上手い選手もいるし、運動量も豊富だが、決定力不足」と言われていて、つまりポイントゲッター(点取り屋)がいないのが弱点なんですかね。
「向こうの選手そんなに上手くないですよ、なぜか試合になると全部決めるんですよ」みたいな話を聞いて、「日本人メンタル弱すぎですよ」なんて話も聞きました。
友人が「小型犬が大型犬に立ち向かってるようなもんなんだって」と言ってました(苦笑)。

もっと言うと、「日本人はサッカーより野球に向いてますよ」という話もあって、確かに、「スポーツで一番難しいのは野球の打撃」という言葉があるように、技術的には野球の方が高いものを求められるかもしれませんが、野球は「ひたすら投げ込んで、ひたすら振り込んで、ひたすらノックを受けて」みたいにヤることが決まっているので、「サッカーIQ」と言われるように、日本人は自由な発想で敵陣を崩していくような考え方が苦手なんでしょうか?

少年サッカーのコーチングの話で、「そのコーチの方は神のような人で」とか「優れたコーチは優れた教育者でもあった」というようなことを聞いて、「子供の頃はとにかくボールに触れて、遊びの中で学んでいくことが大事」と。
「『スペインのサッカーが良い』とか言って、日本人の小学生にあんなことできるわけないじゃないですか」と言って、「勝ち方しか教えないで、それが実行できないと怒鳴り散らす、そうするとどうなるかというと、子供が萎縮して自分でモノを考えられなくなるんですよ」ということで、私は「冷徹に入試の受かり方しか教えない塾みたいなもんです」と言っています。

私も「北欧のロックが良い」とか「日本のゲーム(将棋含む)が良い」とか言ってますけどね(苦笑)。

本場のヨーロッパでは、「EURO大会はワールドカップを優勝するより難しい」と言われたりしますが、「日本人は練習しすぎ」と言われて、向こうでは「週2、3日くらい練習して、他の勉強しながら、日曜日に教会に集まって、そのあと皆でサッカーする感じ」と聞きました。

プロになるような人の練習はどうなのか知りませんが、他の競技の勉強というのは、「バスケとかバドミントンとか、野球のキャッチボールも良いですね」と言って、なぜかというと、「平面が立体的になって、空間認知力が鍛えられる」ということだそうです。

そうなると向こうも国技的な感じだと思うので、こちらの「外国人横綱」の感覚になり、サッカーはもはや地球規模の競技とはいえ、当然相手方の文化にも敬意を払うべきかもしれません。

誤解を恐れずに言うと、日本は昔はサッカーとかラグビーは大学とか社会人とかで、比較的頭のいい人がヤっていたイメージがあって、野球と相撲は古くからプロがあったので、それでも「昔の野球界は学歴社会だったが、今は身体能力の高い選手を採っているので」と聞いて、サッカーもJリーグというプロリーグができて、実際そのあとワールドカップにも出場できるようになって、「サッカーは技術的に劣っていても、頭を使えばそこそこまではイケるんです」とも聞きましたよ。

Jリーグは「おらが町のチームを応援しよう」という地域密着の100年構想で始まったんですか、これも子供の頃に友人が「セルジオ越後って新潟のサッカーチームかと思った」というジョークを言って、「ウマイねぇ」なんて言ってました。

余談を書くと、サッカーのワールドカップの常連国には私の好みの良いメタルバンドがいるんですよね。
大学の卒論にしようかと思ったくらいなんですけど、「個人技と同時に組織的規律(チームワーク)も求められる」ということでしょうかね。

こういうのも私なりのエールなんですけどね。

ちなみに日本は女子はワールドカップ優勝してます。

以上、セルジオ下総でした。

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