Romancing Note

あと何回桜見られるか。

ロック概説

ロック音楽を大雑把に概観してみようという試みです。

ポピュラーミュージックって「大衆音楽」という意味なんですけど、ロックはロックで大衆音楽でもあるんじゃないかと思っていて、音楽評論家の方は「ヘビーメタルは労働者階級の娯楽だと思うんだよね」と言っていました。
たまに、イキって「テレビには出ない」とか「俺達はポップではない」とか言うロッカーもいますけどね。

まず、ロック史的になりますが、イギリスのビートルズとローリングストーンズが対になるんでしょうか。
一方でハードロック系のディープパープルがあって、アメリカではエルヴィス・プレスリー等の所謂ロックンロールというのもあって、基本、今挙げた方々が大きな流れを作るんですかね。

イギリスのセックスピストルズというバンドが「God save the queen」を皮肉でカバーしたりして、これがパンクの流れを作るんですが、技術的にも問題があったため、当然支持されるとともに批判の対象にもなって、ポップロック系のクイーンが『世界に捧ぐ』と言って「We will rock you」とか「We are the champions, my friend」と包摂して、同時期にプログレ系のELPというバンドも出てきます。
後者の2つのバンドは、割と音楽がしっかりしている感じで、前者はスリーコードパンクと言って、これは「コードなんて3つあればいい」ということらしいです。

その後ジューダスプリーストやアイアンメイデン等のニューウェーブオブブリティッシュヘビーメタル(NWOBHM)という流れが出てきて、一方、プログレも、イエスなどの純然たるプログレとメタル系のプログレに分かれたりして、リッチー・ブラックモアのレインボー系の流れでイングヴェイ・マルムスティーンのネオクラシカルハードロック(様式美メタル)や、KISSのようなギミックバンド(と言ったら失礼に当たるかな)や、デヴィッド・ボウイのようなグラムロックも出てきます。

その流れに反抗する形でニルヴァーナ等のグランジやオルタナティブというジャンルもあるんですけど、他にもファンクやハードコアのようなジャンルもあります。

ヘビーメタルはさらに細かく細分化されるんですけど、正統派、ネオクラ、プログレ、メロスピ、シンフォの他にも、スラッシュ、デス、ブラック、ゴシック等、様々なジャンルがあります。

日本では、X JAPANに端を発したV系ロック(ビジュアル系ロック)があって、他国でも産業ロックと言うのか、ハードポップみたいなポップスを意識したロックも人気を博しました。

私もそのロック史の流れの末席に加わることができるのかは未知数ですが、何分私の体質からして、影響力という点でだけは、ということでしょうか?
一応ジャンルとしてはネオクラシカル様式美メタルの末端の方にある感じですかね…。

「一番売れているモノが一番良いモノだと勘違いするようなことがあるワケです」という鋭い指摘もありますが、コンビニで売ってる食料って別にマズくはないわけじゃないですか。
音楽だけじゃなくて、ダンスやファッションや握手会等の「添加物」を加えて総合力で勝負してるんだと思いますが、プロでも主婦でも、自分で料理をするようなグルメ好きは、「一番美味いモノは何か」と聞かれたら「カップラーメン」って答える人はいませんよね。
行列ができるラーメン屋さんや、ミシュランで星を獲得したような店や、知る人ぞ知る名店等もあるってことです。
もちろん、中には「(味付けが)醬油だけか」(「マズい」という評判のラーメン屋に行った時の浜ちゃん風に)みたいな、醤油ラーメンといっても、お湯に麵をぶっこんで醤油垂らしただけのような店もあるかもしれません。

昔テレビでも「パンク対ヘビメタ」と言って熱い議論を戦わせる攻めた番組もあったらしいですけど、私は「パンクはガリガリのヤツが多いけど、メタルはデブが多い」と言って、昔女性が「ガリよりはデブの方がマシ」と言っていたのを覚えています(笑)。
「パンクは叫びでメタルは物語」という言葉をネットで見て、まあそうなのかもしれませんね。

私も「生き方がロックじゃない」とか色々とご批判はあるでしょうが、この記事自体がロックということで受け取っていただければと思います。

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